株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

シニアハウスでの入浴について

暮らし

だんだんと夏の近づきを感じる暑さになってまいりましたね。そこで気になるのは衛生面!

今回はシニアハウス(介護型)での入浴の仕方について紹介します。

 

シニアハウスのご入居者は週3回入浴されています。ある方は月・水・金曜、ある方は火・木・土曜です。

足の不自由なご入居者や寝たきりの方、ご自身で着替えもできお一人で入浴できる方など様々な方がいらっしゃいます。

私たち介護スタッフはその方の希望をかなえつつ、身体の状態に合わせて入浴の仕方を提案しています。

 

座った姿勢が保てるご入居者にはリフト浴を提案しております。

リフト浴は椅子に座っていただき、スタッフがスイッチを押して動かすことで座ったまま入浴することができます。

 

浴槽の外側にある椅子ですが・・・

リフトで吊り上げます

 

浴槽の位置へずらします

肩までしっかりお湯につかることができます

ご自身で入浴される方、しっかり自分で歩けるご入居者には一般浴を提案しています。

普通のおふろと入浴方法は変わりませんが、入浴しやすいよう手すりをつけたり、浴槽の中に滑り止めマットを敷いたりしています。

入浴の際に転倒することが無いようスタッフが見守ったり、洗いにくいお背中を洗うお手伝いをしたりしています。

 

手すりがしっかり固定されています

浴槽はとても滑りやすい場所ですのでマットを敷いています

 

最後に紹介するのは寝たままお風呂に入ることができる寝浴です。

立ち上がること、座った姿勢を維持することが難しい方に提案しています。

 

左の機械に寝ていただき、そこでスタッフが洗髪・洗体を行います 寝台は浴槽のほうへずらすことができます

 

このように介護度が高くなったとしても安心して入浴していただけるように様々な入浴方法を提案することができるよう備えています。

浴槽が自分の位置まで上がってくるため、寝たままでもお湯にしっかりつかることができます

また、ライフ&シニアハウス千種では毎月第2週目を入浴剤ウィークとし、その週は入浴剤を入れたお風呂を提供しています。ラベンダーやゆずの香りにご入居者からも「いい香り」と好評をいただいております。

さらに、季節に合わせたお風呂も提供しています。5月4日、5日には端午の節句にあわせて菖蒲湯を、冬至の季節にはゆずを浮かべた柚子湯をご用意しました。

 

入浴は身体を清潔に保つだけでなく、身体を温めてリラックスすることで日々の喜びにもなり得る大切な習慣です。

しかし、一般的に高齢の方に限らず入浴中に亡くなる方は多くいらっしゃいます。それほど入浴は身体に負担がかかりリスクも伴います。

浴室での転倒や事故など無く、ご入居者に「今日のお風呂も気持ちよかった!」と思っていただけるよう、これからもご入居者にあった入浴介助を心がけてまいります。

 

from:ハウススタッフ