こんにちは。 暑さもだいぶ落ち着いて過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ごしですか?
「ブランシエール千種(10/1より名称が変わりました)」の玄関前には金木犀の木が植わっており、
一歩ハウスの外に出ると甘い香りが漂い、秋の空気を感じます。
今回はお食事についてご紹介します。
ホームには高齢や疾患などの理由で嚥下(口の中で食べ物を噛み飲み込むこと)が困難になり、通常のお食事を召し上がるのが難しい方がいらっしゃいます。
その方にはお食事の形状を変えて提供させていただいています。
ブランシエール千種で提供できる食事の形態は【通常食・刻み食・極刻み食・ミキサー食・ソフト食】の計5種類です。
ただ「食べられなくなってきた」ではなく、
「噛む力が弱いため硬いものが食べられない]「飲み込む力が弱くむせんでしまわれる」
といった様々な要因を探り、その人にあった食事形態をご入居者の担当介護スタッフ、看護師など複数名で検討しています。
徐々に嚥下機能が低下していく方もいれば、病気などを理由に急激に変化する方もいらっしゃいます。
どんな場合でも迅速に対応できるよう日々心掛けています。
高齢になると悪くなっていく一方…だと思いがちですが、よくなるケースもありました。
以前新型コロナに罹患したご入居者で、嚥下状態が悪化してしまい飲食がほとんどできなくなってしまったことがありました。
そのため一時的に食事形態を変更したのですが、なかなか食は進みませんでした。
試しにその方がお好きだった「パン」を提供させていただいたところ、ご自分で手にとって召し上がったのです。
そこから徐々にお元気になられ、病気以前の食事形態へ戻すことができました。
ホームでは栄養士が考えたバランスの取れた食事をご用意はしておりますが、ご入居者の体の調子や嗜好も考慮しながらお食事の提案をさせていただいております。
完璧にできているとは言えませんが、生きる源でもある【食】をこれからも大切にしていきたいと思います。