ブランシエール井草にいらっしゃって3年目のAさん。
食べ物が気管に入りやすくなり、注意が必要です。
お医者さんからは、体調が急激に悪化する恐れがあるとお話がありました。
胃や腸に通したチューブから栄養剤を直接体内に取り入れる方法もありますが、もともと‘口から食べることを大切にしたい’とお考えだったAさん。
ご家族もAさんの希望を尊重され、お医者さんともリスクを確認し合いました。
飲み込みしやすいように、のど越しの良いペースト食やとろみのある飲み物をご用意しています。
また、体力に合わせて1日2食に減らし、足りないエネルギーや栄養は補助食品やAさんが好む甘いもの、例えばチョコレートシロップなどで補っています。補助食品は飽きないように味のバリエーションを考慮しています。
召し上がっていただくときはAさんに声をかけながら、一口ずつ、飲み込みを確認しています。
そんな日常を送るAさんのご家族から「母を自宅で過ごさせてあげたい」というご相談をいただきました。Aさんに伺うと「帰りたい」とのこと。
一時帰宅の計画が始まります。