前回のブログで、一時帰宅を希望していたAさん。
Aさんは脳内出血の影響で、姿勢を保ち続けることが難しく支えが必要です。
ご自宅の図面を参考に、通路の幅や段差を確認し、ご家族や介護タクシーの運転手さんと安全な移動手段を検討しました。
普段の車いすではご自宅にに上がれないことが分かったので、ストレッチャーや担架を使います。
また自宅にベッドがありません。
Aさんが無理のない姿勢でご家族と対面できるように、お布団を重ねて、頭側を30度ほど持ち上げます。さらに、普段お使いのポジショニングクッションをあてがって姿勢を支えます。
ご自宅に帰ったらどんなことをするか、お節介ながらいろいろご提案しました。
その中のひとつに「おやつに季節の果物を食べる」があります。ご家族が果汁を絞ったジュースを用意あれ、同行のスタッフがとろみをつけ、介助で召し上がります。ご家族との団欒中は、季節を味わいながら喉を潤しています。
事業所の一時帰宅はAさんの体調を考慮して、月に1回、午後の1時間としています。
ご自宅とブランシエール井草が近くて良かったです。
そして一時帰宅ができるのも、普段から、お食事で体力を養っているからできることです。
Aさんの大切な時間をこれからもスタッフ一同、お手伝いしていきます。