株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

うがった見方の話

暮らし

こんにちは。

ハウス長の奥村です。

今回は、私が「うがった見方」に感動した話を2つばかり。

 

●その1●

先日、新聞のコラムで「今は亡き母に、もっと色々な事をしてあげたかった。桜をみると母との記憶が云々」という、とてもいい話が載っておりましてね、私などはハラハラと涙をこぼしながら、ご入居者と一緒に感想を話し合っていたんですね。

そしたら、あるご入居者が

「亡くなってから言ったってしょうがないじゃないの(笑)」

…たしかに!!

 

●その2●

玄関の植木の手入れを一生懸命にされている方に、

「随分と熱心ではありませんか」と話しかけると、

「お花にね、話しかけるのよ」とロマンチックな事を仰るので、すっかり美しい気持ちになった私は、

「では、お花と話をしているわけですね。」と伺うと

「お花が話すわけないじゃない(笑)」に続いて、

「お花が咲くと私の気持ちがいいじゃないの。だから話しかけるのよ。」と一蹴。

親の意見と茄子の花は千に

一つも仇はない

 私は雷に打たれたかのように、このうがった見方に貫かれました。迷いなく、達観した見方ではありませんか。咲くのは花であると。自らは咲いたそれを見るだけでよいのであると。

  目上の方の話は、実にタメになります。

          (From ハウス長・奥村)