こんにちは。
身長188㎝、ケアスタッフの堺澤です。
「背が高くてかっこいいわねえ」と、いつもご入居者からありがたいお言葉をいただけて嬉しい一方で
皆様の体格に合わせた低い姿勢での介助を常に求められるので
ボディメカニクス*を十分意識して介助にあたらないと危険が多いと感じています。
そんな僕にとって、以前ご紹介したステラに続き
身体に負担のない頼もしい福祉機器が
今川つどいの家にまた一つ増えました!
その名も「イージーアップ」です。名前の通り、
イージー(簡単)にアップ(上がる)する優れものです。
使用方法はとても簡単。
胸部に専用のベルトを装着させていただき
機器にベルトの先を引っかけてボタンを押すだけなので
機械が苦手なスタッフでも覚えやすいです。
今川つどいの家では、ノーリフティングポリシーのもと
【抱え上げないケアの実現】を目指しています。
人力での抱え上げは、立ち上がってから再び座るまでの
スピード感や与える力が安定しづらいので
少なからず恐怖心を抱かせてしまい、結果として
何度も身体をこわばらせてしまいます(拘縮のもと)。
イージーアップはスタッフの腰痛予防だけではなく、
ご入居者にとってもお身体への負担を減らすことができます。
“認知症で立ち方がわからないだろうから最初からスタッフが抱える(全介助)”ではなく
“機械につかまってゆっくり上がったら「自分はこれから立つんだ」と認識して手や足に力を入れるかもしれない“と
お一人では難しいことを最小限でサポートし、できることを引き出すのが僕たちの介護だと思っています。
そのサポートの手段として、今後も福祉機器を大いに活用し
ご入居者のできること支援を続けてまいります。
ご入居者の笑顔はスタッフの笑顔。
いつも明るい今川つどいの家を目指して、今後も精進!
ではまた!
ボディメカニクス*…
最小限の力で介護ができる介護技術の一つ。
人間の関節や筋肉、骨が動作する際の力学的関係を利用したもの。
(日常生活にも役立つ理論です、腰痛が気になる方はぜひ検索してみてください)