グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は、できるだけ家庭に近い環境で共同生活を送りながら、一人ひとりにふさわしいケアを提供(自立支援)させていだく住まいで、入居者がその有する能力に応じ可能な限り自立して営むことができるよう支援することを目的としています。 今回は、ハウスでの排泄の支援を一部ご紹介します。(ちょっと長いです) ----------------------------------------------------------------------------------------------------- |
さて「問題なく“排泄”ができる」とは、どういうことでしょうか。 1.尿・便意を感じることができる。 |
排泄のプロセスは、実に多くの記憶や判断・動作が必要になります。 出来て行っていること、出来るのにしていないこと、できないことを、それぞれの動作ごとに分類し、どこまで出来るか、何が出来るか、どうすれば出来るかを、ご入居者一人ひとり見極めて、支援することが必要と考えています。 | 各居室の個室トイレ |
◎尿・便意を認識できない方 ◎トイレがわからない方 ◎立位が困難な方 ◎後始末(1) ◎後始末(2) |
記録は全ての基本です | そして、排泄ケアで忘れてはならないのは「感情」の部分。排泄は一人でするものですし、人に見られないようにするのは当然のこと。 羞恥心や自尊心を尊重し、本人に同意を得て納得のうえで対応することは、排泄ケアでとても大切なことです。 |
食生活に便秘にならない工夫を 腸内環境を整えて、下剤など即効的な手段だけに頼りすぎない努力をしています。 | 適度な運動 日常的に運動を取り入れることで、筋力の維持とともに腸も刺激されます |
何歳になっても、体が不自由になっても、認知症でも、自分でトイレに行きたい…… 一方で、日常生活自立度が高い方は、排泄状況の確認が困難である場合もあるので、排泄ケアは口で言うほど簡単ではありませんが、これからも適切なケアを模索していきたいと思います。(from ハウススタッフ) |