上目黒つどいの家」は、認知症グループホームです。 ご入居者は、家庭に近い環境で、スタッフの見守りとサポートを受けながら共同生活を送っています。 認知症グループホームの本旨は自立支援。基本的に自分でできることは可能な限り自分で行い、スタッフはその環境整備を含めて自立を支援します。 グループホームにもそれぞれ特色があり、その施設によって一日の流れは異なりますが、ここでは「上目黒つどいの家」の例をご紹介します。 |
【17時過ぎ】 ご入居者の皆さんは、思い思いに過ごされます。 中には、そわそわ落ち着きがなくなってしまう“夕暮れ症候群”と呼ばれる症状の方もいらっしゃいますが、夕食の準備を手伝っていただいたり、積極的に話しかけたり、気分転換のキッカケをつくったりと、寄り添う工夫をしています。 | |
上目黒つどいの家・17時 |
【18時過ぎ】 18時前後には夕飯です。 時々、ご家族と外食される方や、風邪気味等の理由で部屋で召し上がる方もいらっしゃいますが、基本は皆さん一緒にリビングダイニングで食べます。 夕食後に薬を飲んだ後は、食事の後片付けを手伝ってくださる方、テレビを見る方、リビングでおしゃべりをされる方…と過ごし方は様々です。 |
思い思いに過ごす夕食後(1階) | 一緒に食事の後片付けも(2階) |
【20時過ぎ】 就寝の時間は人それぞれです。 早々に自分の部屋に戻ってベッドに横になる方もいれば、部屋で遅くまでテレビを見ておられる方もいます。その方の就寝のタイミングに合わせて、必要な方には着替えや洗面・歯磨き、トイレ等の介助をします。眠くなるタイミングは日によっても違うので、その日のその方の状況に合わせて臨機応変に対応します。眠れない方はスタッフと一緒に話をしたり、眠りを誘うような温かい飲み物を飲んだりして過ごします。 |
「着替えはお済みですか?」(1階) | 眠れない方と一緒に過ごす夜(22時頃) |
【夜間】 ベッドでなにか喋っておられる方、部屋の扉を開けて何度もフロアの様子をうかがう方…。昼間にはない、夜ならではの表情があります。 スタッフは、定期巡回で就寝の様子を確認すると共に、水分補給や自力でトイレに行けない方の介助を行います。歩ける方でも、寝ぼけて途中で転ぶ危険性があるので注意が必要。こうして「上目黒つどいの家」の夜は更けていきます。 | |
23時頃には皆さん就寝されます |
(From ハウススタッフ) |