皆さま、30度超えの暑い日が戻ってまいりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。
もうすぐ「土用の丑の日」ですが、今年の夏土用は7月23日と8月4日の二度あります。
昔から「丑の日に『う』の付く物を食べると夏負けしない」といわれ、
滋養のある『鰻』を食べる習慣がありますが、『どぜう(どじょう)』もまた
頭から尾まで余すことなく食べられるので、栄養価の高い食べ物として江戸時代から食されてきたといいます。
「どじょう」は、元々は「どぢやう」もしくは「どじやう」と書くのが正しい表記だったそうですが、
それを「どぜう」としたのは『駒形どぜう』初代越後屋助七の発案だとか。
文化3年(1806年)の江戸の大火により店がもらい火にあった際に、
「どぢやう」の四文字では縁起が悪いと当時の有名な看板書きに頼み込み、
奇数文字の「どぜう」と書いてもらったということです。
これが評判を呼び店は繁盛し、江戸末期には他の店もまねて、看板を「どぜう」に書き換えたといいます。
『駒形どぜう浅草本店』はブランシエール蔵前から、江戸通り沿いを浅草方面に進んでいくと、徒歩約13分で到着です。
都バス利用ですと、「蔵前一丁目」バス停から3駅目の「駒形橋」で下車。
意外と近くで元祖「どぜう」を味わえますね。
『駒形どぜう』以外にも、蔵前・浅草エリアには老舗の「鰻屋」や「どぜう屋」がいくつかあります。
ブランシエール蔵前から浅草方面に隅田川沿いに歩いていくと、鰻の『駒形 前川』があります。
隅田川を眺めながらのお食事は気持ちよいことでしょう。
老舗旅館のような佇まいで風情を感じる店構えの『どぜう飯田屋』。
こちらは浅草ビューホテルがあるエリアのかっぱ橋通りを入って直ぐにあります。
今年の夏土用は、一の丑の日は『鰻』、二の丑の日は『どぜう(どじょう)』と
食べる楽しみを二度味わって、暑い時期を乗り切ってはいかがでしょうか。
今回は夏土用に合うお店をピックアップしてみました。
蔵前には季節を感じるお店やイベントが沢山あります。
これからも四季折々の情報をお伝えして参ります。お楽しみに!