東京藝術大学とのコラボレーションプログラムの第1回目。
講師は東京藝術大学デザイン科教授、山崎宜由先生にお越しいただき、前半は講義【植物を観る・探る】
植物とアート&デザインについての考察をお話しいただきました。
この体験プログラムのテーマは「ボタニカルアート」です。
全三回の体験で、細密に描くことから個々のデザインへ昇華させていこうというプログラムです。
冒頭では山崎先生の尊敬する牧野富太郎さんのお話もありました。
(NHKで放送していた「らんまん」の主人公である植物学者の方です)
画家ではないのに緻密で正確な植物の絵が描けたのは、よく観察をしていたからだといいます。
私たちも好きなものをずっと見ていられるように、植物が好きだからこそ細かい観察ができていたのでしょうね。
今回のプログラムの共通点として、上手に描くことを目的としているのではなく、
いかに観察し細密に描くことが重要かということを示してくれていました。
後半は実技【植物を観察・知る・描く】
生花のひまわりを目の前にじっくり観察しながら
東京藝術大学院生の皆様がアシスタントに入ってくださり、楽しく実技を学びました。
今回モチーフとして使用したひまわりの花が使われたハーブティーで、寛ぎと歓談の時間を設けました。
ハーブティーには、ひまわりの花のほかにはリンゴ・パパイヤ・マンゴーなどのシロップ漬け、ほおづき、バラの葉、みかんなどが入っており、ほんのり甘いひまわり色のお茶でした。
甘い香りに癒された方も多くいらっしゃったようです。
ただ、上手に描かなくてもいいと言われても
やはり緊張しますし、恥ずかしさもあるものです。
「絵を描くと聞いて最初は躊躇しました」という方もいらっしゃいましたが、とても素敵な作品に仕上げられ、達成感と素晴らしい笑顔をされておりました。
今回描くためのモチーフは季節外れのひまわりでしたが、美しいオレンジ色が満開。
レストランにもひまわりを飾り、イベント当日はホーム内がひまわりに包まれていました。
次回のSuteki(素敵)プログラムもお楽しみに◎