株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

様々な事態を想定して

暮らし

『ブランシエール緑橋2』では、年に2回、消防設備点検と避難訓練を行っています。
例年は、避難階段を降り避難場所まで移動する訓練を行っていました。しかし、避難訓練に関してご入居者と話をしている中で、「階段の上り下りが難しいくなってきてね。」と話されていました。
この話を受けて、『いままでのやり方では訓練にならないのではないか。』・『いざ火災が発生した時に、避難できなければ意味がないのではないか。』と課題が見えてきました。

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ご入居者から様々なご意見・質問を頂戴出来ました。

事業所長やスタッフで話し合いを行い、消防署にも確認をとりながら今回は、『図上訓練』という形で、避難訓練を実施することにしました。

『図上訓練』とは、図面を元にして災害が発生した時にはどのように避難すれば生存率が高くなるか避難ルートの確認や実際の避難をシュミレーションする訓練です。

「ベランダの壁は、すぐに破れるのかな。一度試したいね。」・「屋内消火栓ってなに?私たちで使えるの?」と入居者とスタッフが一緒になって意見を交わし有意義な時間となりました。また、基本的な防災に関する知識をクイズ形式で出題しました。緑橋2では、隔週で脳活問題を配っているのですが同じような感覚でクイズに挑戦されていました。

各居室・共用部の消防設備の点検は、火災報知機や消火器、避難梯子の点検などを行います。

普段動かす事のない避難梯子に関しては、入居者だけでなくスタッフや訪問していた業者の方も含めて「こんな造りとは知らなかった。」・「見る機会がないから勉強になるわ。」と興味津々でした。

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一つ一つ動かして点検を行いました。

使用する事が無いのが一番いいのですが、いざという時に備えて普段から準備することは大切ですね。
これからも、ご入居者の様子にあった避難訓練を実施して、備えていきます。