株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

緊急事態に備える~BCP訓練~

暮らし
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発電機の使用方法は、毎月の点検作業と合わせて練習しています。

11月も終わりに近づき、季節の移り変わりを感じるようになりましたね。冬を迎える前に『ブランシエール緑橋2』ではBCP訓練を実施しました。
BCP(事業継続計画)とは、自然災害等の緊急事態に遭遇した場合に、損害を最小限にとどめつつ、事業の継続あるいは早期復旧を可能とのための方法・手段などを取り決めておく計画のことです。

長谷工シニアウェルデザインでは、有事の際に近隣の長谷工グループ社員が駆けつけ、ライフラインの維持や復旧・建物の点検など専門知識と技術を集めて入居者の生活を守る体制を整えています。

今回のBCP訓練では、実際に近隣の社員が来館し、連絡手順や備蓄品の確認、停電発生時に使用するポータブル電源や発電機の操作確認、断水時にマンホールに設置するマンホールトイレの設置や災害用トイレの使用実験、ガスの供給が止まった時に使用するカマドスツールの使用確認を事業所のスタッフと一緒に実際に稼働や使用する訓練を行いました。
実際に使用する事態が発生しないに越したことはないのですが、有事の際にスムーズに動くため貴重な訓練となりました。

今後も訓練を実施し、災害に備えてまいります。

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一番苦労したのは、テントの畳み方でした。

【事業所長(施設長)より】
災害は起きないに越したことはないのですが、いつ何が起こるかは神のみぞ知るところです。
弊社も火事、地震、水害等の対策は、常々意識を高く持ち、準備や訓練を重ねております。
しかしながら、我々の備えはあくまでも「共助」であり、必要最低限~+α程度にとどまります。やはり、最も大切なのは「自助」です。
災害は起こるものだという認識を持ち、常日頃から対策を講じて頂くようにお願いをしております。
準備というと、どうしても「食料や衛生」に目が行きがちですが、まずは生き残る「生存」が大切です。
毎晩、カーテンを閉める(ガラスが割れても飛散しない為の措置)。家具が倒れないようにツッパリポールなどで耐震する(圧死防止や導線の確保)。履物をベッドの下に準備しておく(裸足で逃げるのは危険)。ヘルメット等頭を守る物を手の届くところに置く(まずは頭を守ります)。
これだけで、地震発生後の生存率は上がります。食料はその次のお話です。
これらの事柄も、当事業所では避難訓練や運営懇談会でお伝えをし、災害に備えております。
「自助」として水やお茶、食料のローリングストックについても推奨しており、当事業所ではカウンターにてそれらを定期的に発注できる体制も整えており、ご利用されている方もいらっしゃいます。
災害は起きないに越したことはないが、いつ起こっても慌てぬように準備していきましょう。