(株)長谷工シニアウェルデザインでは、高齢期の食事指針の第一人者である熊谷 修 先生監修の【おいしく元気宣言】の元、筋肉を作り、免疫を上げる事にも大切な栄養素「たんぱく質」をしっかり摂って頂ける食事を提供しております。
年齢を重ねると、気管と食道の弁が上手く作用せずに、食べ物が誤って気管に入ってしまうことがあります。食事前の口腔体操や、食中の姿勢等も意識して頂く事に加えて、センチュリーシティ都島では以下のような形態対応で個人の状態に合わせて、お食事を提供しております。
今回は、5月25日の昼食を例に、ご覧ください。
5月25日の昼食の献立
・太刀魚の七味焼き、出し巻き卵、ガリ
・茄子の揚げ浸し
・大根の煮物
・ごはん
・味噌汁
・お漬物
【普通食】
一般的な食事と同じですが、当ホームの食事全般として、食材の大きさ、硬さ、むせにくさを考慮し調理しています。
【普通食(一口大)】
嚥下機能(飲み込む力)があり、大きな物が噛み切りにくい方向け。
主にメインディッシュとなる肉や魚を一口大にしています。
【きざみ食】
咀嚼、嚥下機能の低下がみられ、入れ歯の不具合などにより噛みにくい方や、丸呑みしてしまう方へ向けです。
大きさは2~3mm(みじん切り)。
【きざみトロミ食】
きざみ食にペースト食(下段項目のペースト食を参照)やとろみあん(銀あんや中華あん等を食材に合わせて)をかけて提供します。
咀嚼、嚥下機能の低下、特に嚥下機能の低下がみられる方向けです。
【ペースト食】
普通食をミキシングし、とろみをつけて提供します。
粒が残らず、口の中で滑りよい状態で、喉をスムーズに通過する事で誤嚥しにくい食形態です。
ムース食や豆腐、固くないゼリーは形のまま提供します。ムース食は市販のものですが、塩分なども考慮しながら、銀あんや中華あん等、味に変化を持たせながら提供しております。
月1回の特別膳についても、きざみ食やムース食などを用いて、お楽しみに頂ける様、考慮したお膳をご用意しております。
以上の様に、当ホームは嚥下状態の変化等にも対応し、少しでも美味しく安全にお食事を召し上がって頂ける様、直営厨房として、調理師や管理栄養士をはじめ、看護師、ケアスタッフ、ケアマネ等連携し、時には主治医や歯科医、歯科衛生士、言語聴覚士等、その方がご利用されている外部事業所のスタッフとも相談を進めながら、味や食事形態等総合的に食べやすいお食事を提供できるよう、日々努力を続けております。
ご見学の際には、事前にお申込みいただければ、昼食の体験等もご用意できますので、是非お試しください。