宮崎台つどいの家のハウス目標の中で、「ケアを通して感動しよう」という文言がある。
そのハウス目標に沿って自分は何をすればいいのか考え、先輩の後押しもあった結果、ご利用者と関わって「感動したこと」を書いていくことにした。
感動、「心が動くこと、動かされること」
私たち介護スタッフは「サービスを提供する側」だが、思わぬ形でご利用者から、「お返し」を貰えることがある。それは物ではなく、「ありがとう」という言葉だったり、「お前さん良い人だねぇ、あんたの彼女は幸せ者だ。なに!? 彼女いないの!? 何まごまごしてんの! 早く彼女作りなさい! 」という𠮟咤激励だったり、食器洗いをしている途中で、スタッフの濡れている手を気にしてくれたのか、くしゃくしゃのティッシュを持ってきてくれたり。
客観的に見たらとても些細なことだし、ほんの一瞬の出来事だから時間が経てばすぐに忘れてしまうことなのかもしれない。しかし、そういう「お返し」をいただいた時、その人の素の部分というか、真心に触れられていると、なんとなく感じる。
そして、想像する。
「認知症になる以前から、この人は優しい人だったんだろうなぁ」と。
今でこそ見た目は「おじいちゃん」「おばあちゃん」だが、関わっていく中で、その人の若かりし頃の姿を想像できるようになるととても嬉しく感じるし、身近に感じられるようになる。
本当の意味で、その方に寄り添えるようになる、気がする。
ところで、ハウス通信には私が書くいわゆる「感動シリーズ」の他に、事業所紹介、イベント報告のような記事も上がることになると思う。そうした記事と差別化するために、投稿する際には、「感動日記」とタイトルを付け、定期的に記事を上げていく。 宮崎台つどいの家の日々の生活も皆様に知っていただけると思う。
from. ハウススタッフ |
「感動日記」作成者の介護スタッフS.O。よろしくお願いします。 |