「Mさんの“役割”ってなんだろう」と会議で話し合ったとき、Mさんは言葉による意思疎通ができない方であるにも関わらず、スタッフから次々に声が上がりました。
「ぬいぐるみをあやしているときの姿を見ていると、スタッフが癒されますよね~」
「スタッフがそばによると、手や腕をさすってマッサージしてくれるんですよ!」
「よく他のご入居者の席に歩みよって、相槌を打っている。まさに傾聴…」
「そういうときのMさんと話し相手の方、2人とも穏やかで落ち着いていますよね」
洗濯や掃除だけが“役割”ではないし、コミュニケーションも言語以外の方法がたくさんあるのだと、あらためて教わった気がしました。
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