「うちの父ちゃんは蓄音機を持っていたから、よく近所の人を家に呼んでは浪曲を聴かせてやっていたんだよ」
と、ご入居者Nさんが何気なく話した幼少期の思い出に、なるほど! と膝を打ちました。
自分のCDの中からみんなが好きそうなものを選んでは、
リビングのプレイヤーで再生し他のご入居者に聴かせてあげているNさん、
メディアこそ違えど、やっていること、お父様と同じではないですか!
楽しみを他者にシェアしてくれるその精神は父親ゆずりだったのかと、妙に納得した瞬間でした。
先日は、Nさんの部屋掃除をするスタッフのために、部屋のラジカセで美空ひばりのアルバムをかけてくれました。
おかげで楽しく掃除ができ、とくに『真赤な太陽』が流れているときは、捗りました。