株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

日暮里ハウス通信~顔の見えるケアプランpart3のまき~

ブログ: ブランシエール日暮里

日暮里ハウス通信~顔の見えるケアプランpart3のまき~

暮らし

皆様、こんにちは。
「顔の見えるケアプラン」についてご紹介してきましたが、今回は実際に取り組んだ模様をお伝えしたいと思います。
「意欲・動機付けシート」を活用し、介護型居室のA様にお話しを伺うと、手芸が昔から得意で「ミシンでまた何か作ってみたい!」
とのお気持ちを聞かせて頂く事ができました。
最近、自立型居室から住み替えられましたA様は、長年愛用していたというミシンも一緒に住み替えられました。
「最後に触ったのはいつか覚えていないわね」と久しぶりのご対面です。

1nippori220605.JPG
2nippori220605.JPG

「何か作りたいものはありますか?」とお聞きすると「あなたは何が欲しい?それを作りましょうよ。
一人でも出来るように教えてあげるから」と笑顔。普段からご入居者やスタッフのズボンや上着の袖が少し長いと、
「良い具合に縫ってあげるから持ってきなさいよ」と気にかけて声をかけて下さるA様らしい提案です。
裁縫初心者のスタッフでも作れる実用的な物をと、買い物用のトートバックを作る事に!

3nippori220605.JPG
4nippori220605.JPG

今日は糸の通し方などミシンの基本的な操作と、トートバッグに適した布について教えてもらいました。
「ゆっくりやりましょうよ。いつでも教えてあげるから」と優しく声をかけて下さいました。

5nippori220605.JPG

手作りのティッシュボックスカバー。
花の装飾が何とも可愛らしいですね。
ライフ&シニアハウス日暮里から日暮里駅までの道中は
有名な「繊維街」。A様は、「通りに面したワゴンの中から好みの布切れを探しては買っていたわ」と懐かしそうに話されておりました。


6nippori220605.JPG

手作りのチョッキ。
お子様が小さい時はミシンで洋服作りをされ、購入する事は
ほとんどなかったとの事。
「子供はすぐ大きくなるでしょ。ミシンですぐ調整して楽しみながらやっていたわ。」

誰かの為に、喜んでもらう事が一番嬉しいとおっしゃるA様。そのお気持ちをひしひしと感じた穏やかな時間でした。