今回の散歩はホームから徒歩30分ほどの千葉公園にある大賀蓮を観にいきました。
古代(2千年前)のハスの実から発芽・開花した蓮池が名所です。
昨年はご入居者のみで散策されましたが、コロナ禍の感染症対策に万全を期すために
スタッフ1名も同行させていただきました。
付き添いの私が楽しませていただいたので、すこしお伝えしたいです。
ご入居者4名の最後尾を歩かれるのは、今回唯一の男性A様。
横断歩道では手を挙げ、車が来ないかを確認され、すすむ合図をだされたり、適時水分補給の休憩タイムを設けられておりました。あまりの手際よさに感嘆していたところ、事前にルート確認をしてくださったことを知りました。
それを横で聞かれていたB様が「気遣いと実行力を兼ね備えたリーダーよね。」と、微笑まれます。
昨年ご入居間もないころに、早く打ち解けるようにと、集りや声掛けなどしてくださったことも併せての言葉かと思いました。
「お陰様で今日はたくさん歩けそうよ。」7月にご入居されたばかりのC様がつづいて微笑まれます。
1日3千歩あるくように医師から勧められているが、コロナ禍で外出に制限があるなかでの散歩を喜ばれているのです。
そして、グループの5メートルほど先を歩かれているD様。
お元気ですね、他の方が追いつかないのでゆっくり行きましょうと伝えるも、「私はね、いつも早くじゃないと歩きづらいの。それにもう90過ぎよ。」とおっしゃっておられました。
うん、めちゃくちゃ若いです!
そうこうするうちにアガパンサスの花畑を抜け、目的の大賀蓮を見渡す東屋に到着。
一面の大葉の緑にグラデーションのかかった淡く強いピンクが目にまぶしくうつります。
A様が蓮の群に指をさしながら、「蓮はね、朝一番に花ひらくときにポン、ポンって音をたてるンだよ。」とご説明くださいました。
女性3人は一堂に目をかがやかせ、「来年はぜひ開花の瞬間を立ち会うわ」と約束されていらっしゃいました。ほんとうに音が鳴るのか、私も一緒にたしかめたいなと思います。
総歩数約5,600歩。
コロナ禍、梅雨空のあいまのすこぶる快晴な思い出になりました。