今回の臨床美術は、1つの作品を2回に分けて、じっくりと仕上げた作品となります。
1回めは背景の空。
紙の裏に水を付けたあと、表から色を塗っていきます。
同じ色でも濃淡をつけて、にじんだり混ざったりして、生まれる色の美しさを楽しんでいきます。
雲はティッシュで拭いたりして”ぼかし”を入れて、表現しています。
描くうちに「月や星も描きたい。」など、どんどんイメージが膨らんでいるようでした。
お互いの空の色を褒め合いながら、終始和気あいあいの雰囲気。
ここでまず1回目が終了。
出来上がった空がこちらです。
2回目は紅葉の木々を描いていきます。
紅葉の写真を見ながらイメージを膨らませ、絵の具と丸めた新聞紙をスタンプ替わりにポンポンと押して、紅葉の葉を表現します。
新聞紙を使うところが面白いですね。
凹凸部分がいい味を出してくれています。
「楽しいね。上手くなくても自分が楽しいのがいいね。」とお話されているのが聞こえてきました。
空の下に、とても素敵な紅葉の風景が広がりました。