「今度みんなでどこかに行きたいね」と一人のご入居者の言葉をきっかけに、スタッフは外出イベントを企画しました。思えば新型コロナウイルスが広がってからというもの、外食する機会がなくなってしまっていました。
そこで、歩いて行けて車椅子でも入れるサイゼリヤに行くことに決めました。数年ぶりの外食のため、安全を考慮して今回は全員お連れすることはできませんでしたが、参加されたご入居者の皆様は久しぶりの外食を楽しみながら、おしゃべりや美味しいスイーツを堪能しました。
北風が冷たく吹く中、手を繋いで歩く方、車椅子の方に歩調を合わせて歩いてくださる方、サイゼリヤまでの道のりも皆様と楽しく歩きました。
サイゼリヤではチョコレートケーキやプリンなどお好きなものを召し上がり、ドリンクバーでおかわりに行かれた方に何をおかわりしたのかお聞きすると「コーラよ」と笑顔で答えてくださいました。数年間一緒に過ごしてきてコーラがお好きだったことを初めて知りました。他にもメロンソーダを「美味しい美味しい」と飲む方もいて、外食してみないとわからない新たな一面を発見することができました。普段とは違う環境でのひとときを満喫し、心身ともにリフレッシュすることができました。
「楽しかったー。だって、いつも部屋と食堂しか行かないもん。」「今度はみんなでご飯食べに行きたいなぁ」
とグループホームに戻ってからもサイゼリヤでの感想をお話しされていました。
外出することでご入居者の皆様との交流が深まり、いろいろな面を知る事もできました。
これからも少しづつ外出の機会を持ちたいと考えております。