温かな日差しに春の訪れる感じるようになってまいりました。 「女性が輝きつづける職場を目指して〜前編〜」を 掲載した時には まだつぼみだった桜も咲き始め、 我々を楽しませてくれていますね。 今回は引き続き後半をお届けします。 |
(記)澤村さんは多くの職員の上に立つリーダーという 立場で、今まで様々な苦労をされてきたと 思われますが、人を束ねるという点で1番難しいと 感じたことは何ですか? |
(澤村)う〜ん。そうですねぇ。 現在シニア部門(介護)には 20代から70代までの男女 約30名が所属していますが 『組織を運営していく上で 全員が同じ方向を見て進んで 行けるように導くこと』に 1番難しさを感じます。 |
特に悩むのは『伝え方』。相手によって伝える 手段や言葉、シチュエーションや声のトーン なんかを変えてみたり。。。 相手にどうやったら伝わるか試行錯誤の日々です。
(記)そうですよね、言葉って伝え方によっては捉え方が 違ってくる。コミュニケーションがあっての職場 だけに気を遣われていらっしゃるんですね。 ところで澤村さん、ライフ&シニアハウス所沢は 来年度から新しい取り組みをされるそうですが、 これからの展望も含めてお聞かせください。
(澤村)そうなんです。来年度から本格的にACP 【アドバンス・ケア・プランニング】を導入します。 まだ耳慣れない言葉でご存じない方も多いかと 思いますが、「最期までここで」「ここだから安心」 をモットーに人生設計を考えるお手伝いをさせて いただければと思っています。 ハウスでは今までもご入居者おひとりおひとりの 人生観や価値観を大切にその人らしさを尊重した ケアをしてきましたが、さらにステップアップ させたいなと。 ご入居者自身が望む最期を叶えられるよう 元気なうちからご家族、職員を交えて 話し合っていきます。
(記)思っていてもなかなか声に出して伝えていない こともあるでしょうね。そう考えると職員の役割 ってより一層大事になりますね。では最後に お二人に伺います。この仕事の最大の魅力って なんだと思われますか?小松さんお願いします。 |
(小松)そうですねぇ。 私は「ご入居者との関わり」 から楽しさや苦しさ、喜びや 悲しみすべてを学ばせて いただいています。そこで 自分自身と向き合うことも たくさんあります。 「ありがとう」の言葉や “笑顔”を拝見できた時は このために仕事をしている んだと心の底から嬉しく 思うのです。 |
(澤村)この仕事は「生活」「人生」に関わる仕事であり 人相手であるから可能性が無限大だなと思って います。やる気になれば何でもできる!どこかで 聞いたことのあるフレーズですが、この仕事って まさにそうなんじゃないかと思っています。
(記)本日はフロアリーダーである澤村さん、小松さん にたっぷりとお話を伺うことが出来ました。 お二人のお話を伺う中から、入居者のニーズに応え たいという思いと、優しさの中にある 「芯の強さ」を感じることが出来ました。 女性ならではのきめ細やかさを活かし、現場の サービスをさらに良いものにしたいというメッセージ が伝わってきたインタビューになりました。 |
「女性が輝きつづける職場」 の礎となれるよう、今後も お二人の更なる活躍を 期待しております。 本当にありがとう ございました。
from 記者 |