「ケアプラン」というと、皆様どのようなイメージをお持ちでしょうか。
一般的には「要介護認定を受けた被保険者が介護保険制度を利用する為の計画書」です。
もちろん上記も間違いではございませんが、
長谷工シニアウェルデザインでは、
ご入居者が人生の経験の中で培ってきた価値観や生きがいを大切にして
その方の本当にやりたいことをサポートする、
「顔の見えるケアプラン」に取り組んでいます。
ご本人も含め、ご家族、医療・介護スタッフがチームとなって
10人いらっしゃれば、10通りの個性あふれるケアプランとなっております。
ここで「ライフ&シニアハウス所沢」での一例をご紹介致します。
ご入居者A様(90代・女性)はお勤め時代のサークル活動をきっかけにスキーに夢中に。
お仕事のお休みを利用して国内にとどまらず、海外にも足を伸ばしていらしたそうです。
50代の時にはスキーの指導員の資格を取得され、お仕事の傍らインストラクターもなさったそうです。
そんなA様の現在ですが、ご病気や筋力の低下に伴い、歩行器を日常的に使用しています。
今のお身体の状態を維持する為に日々のリハビリにも
励んでいらっしゃいます。
「スキーがしたいなぁ。」」
「雪がいっぱいあるところに行きたーい!」
A様がよく口にされるセリフです。
今のA様のお身体の状態でスキーをすることは難しいですが、
スキー場にお連れすることなら可能なのではと考えました。
そこで、近隣の室内スキー場への外出をA様にご提案すると
「行きたい!」
と即答された為「顔の見えるケアプラン」として実現へ向けて動き出しました。
体調管理、移動手段、現地はバリアフリー対応か確認、
チームで準備をすすめました。
A様ご自身もリハビリにもさらに熱が入りました。
そして迎えた当日。
スキー場に足を踏み入れると
「懐かしい!よく練習できたのよ。」
と一言。
そしてスキーをなさるかわりにスタッフと一緒に雪の上を歩いたA様。
ホームで過ごされている時とはまた違った表情を見せてくださいました。
そして帰路につく際は
「もっとリハビリがんばって、次はスキーに挑戦!」
と新たな目標をかかげていらっしゃました。
その方のやりたいことや大切にしていることをサポートする
「顔の見えるケアプラン」
ご提案させていただきます。