ブランシエール所沢には、小さな小さな美術館があります。
西館にある廊下がギャラリーになっているのです。
作品はすべてご入居者の作品。
作家自ら、季節に合わせて毎月架け替えてくださっており、
他のご入居者も楽しみにされています。
T様の作品は人気が高く、
ちぎり絵の繊細な紙の表現をじっくり見ようと
顔を近づけてごらんになっている方がちらほら。
T様のご厚意でギャラリー以外の館内いたるところに
作品をお借りし、展示しています。
今月はクリスマスをモチーフにしたものです。
関西地区からブランシエール所沢にお引っ越しされたT様。
ご家族の転勤で各地を転々と映る生活の中でも、
行く先々でお友人ができ、陶芸や琴など趣味を楽しんでこられました。
ちぎり絵は途中、引っ越しで1時間電車に乗ることになっても
続けられ、なんと20年!
ちぎり絵のいいところはインスピレーションでアイディアを思いついたら、
短時間でもパッと仕上げられるところ。
集中する時間を持つことで、気持ちもリフレッシュできるそうです。
多くの作品はご友人に譲られるなど手放してしまいましたが、
気に入った作品は一緒に所沢までやってきて、
こうしてホームを彩ってくれています。
今も気の合うご入居者と、談話コーナーで編み物をされているT様。
これからも軽やかに朗らかに、作品作りを楽しんでくださいね。