7月19日(火)長谷工コーポレーションの体育館を使い第2回コグニサイズの勉強会を実施。 関東エリアのスタッフ25名が参加しました。 昨年はコグニサイズの基本動作を学習。 今年は現場で実践し、アレンジしたコグニサイズをスタッフ間で発表する場としました。
皆さんは「コグニサイズ」をご存じでしょうか。 国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた「認知症予防」を目的とした取組みの総称を表した造語です。 英語のcognition(認知)とexercise(運動)を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)といいます。
年を取ると毎日の行動にあまり変化が無くなってくるものです。 脳は使わないと衰えます。 そこで普段とは違う、「運動をしながら頭を働かせることで、脳を活性化させて認知症の発症を防ぐ」ことが「コグニサイズ」の目的です。
全国的に広まっている「コグニサイズ」の目的は認知機能の向上を謳っていますが、生活科学運営のご入居者にとっては「入居者同士の一体感が生まれた!」「笑顔やコミュニケーションが増えた!」「積極的になった!」など、コグニサイズ本来の目的以外の副産物も大きく、同じ屋根の下に住む方々をつなぐ、なくてはならないものになっています。
各ハウスではご入居者の状況に合わせそれぞれの目的に対応できるように工夫しています。 認知症予防の体操で認知症の方々の笑顔が増え、積極的になるなんて素晴らしいことですね!!
それでは、コグニサイズの様子を紹介します。

イスに座った状態で足踏みをして、数を数えて3の倍数で手拍子をしたり、歌を歌いながら体を動かします。

立った状態で足踏みをしてながら、花の名前を言ったり、昨日の夕飯を思い出します。

こちらは、ラダーといいます。
ラダーとは、縦65cm、横45cmのハシゴ状のライン(マス)を床に描き、その中に足を入れていくものです。
1. 右足 2. 左足 3. 右足 4. 左足
5. 右足 6. 左足 7. 右足 8 .左足
このハシゴのようなラダーを使って行います。

上の写真のように、「3」のときに右足を枠の外に出します。

「4」のときは枠内に戻します。その後は番号順に足を動かし、進んでいきます。
簡単そうに見えますが意外と難しいのです!!
毎回、床にテープを張るのは大変だということで、リボンやジョイント式のマット使い、スタッフは工夫を重ねています。
これからもご入居者の笑顔をたくさん見ることができるようにスタッフ一同チカラを合わせて取り組んでいきます。
<新聞棒を使って介護予防体操>
★動画の説明
〜肩甲骨の体操と体幹トレーニング〜
効果: 腸の調子を整える/ウエスト周りのシェイプアップ
★基本姿勢
- イスの前方に座る
- 足をできるだけ広げる
- お腹に力を入れて、胸を張って正面を見る
★動作の説明
① 状態の前倒し
- 棒を横にして、握りこぶし1個分、内側を持つ
- 胸の前に出す
- 顔を上げたまま、息を吸って、吐きながら足の付け根から前に倒す。吸いながらも戻す。
これを3回繰り返す
② ゴマすり
- 棒を縦に持つ
- 目の前に大きな鉢があると思って大きくゴマすりをする。
顔を上げたまま、足の付け根から大きく動かす
反時計周り・・・4回
時計周り・・・4回