株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

園芸サークルで癒しをもたらす

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園芸サークルで癒しをもたらす

 「ブランシエール港北2」には2003年の開設以来人気の園芸サークルがあります。園芸家の国吉純さんがご入居者のための園芸療法として取り組んできた試みは、今年で19年目。園芸には、その方の能力を引き出し、外に出るきっかけをつくり、四季を感じる3つの効用が期待できるそう。

園芸サークルを指導する国吉純さん

 最初はジャガイモや黒米などの稲作にチャレンジ。収穫と食べることの体験と体感を大切にしました。植木鉢の植え替え作業をしやすく工夫をしたり、種を薬と見間違えないよう大きな種に切り替えるなど、ご入居者の認知機能の変化や体調、好みや傾向などをスタッフと綿密に共有し、その方に合わせたサポートを出来るようにしています。ふだんは車いすの方も植物を植えるときには立ち上がるといった驚きの効果もあったそう。

 ホームの植栽管理も担当する国吉さんは、剪定中に園芸サークルに参加していないご入居者とも顔見知りに。出演されたテレビ番組を見て声をかける方も。季節ごとの瑞々しい緑や花は見応えがあり、ご入居者だけではなく、通りすがりの方やスタッフの癒しにもなっています。

花々が彩るブランシエール港北2のエントランス

ご入居者だけでなく、蝶々も惹き付けるイングリッシュガーデン

出典:2021年1月1日発行「生活創造のM」137号