入館してまず目に入るのは、ホテルライクなゆったりとしたロビー。朗らかに会話に花を咲かせるサークル仲間や、静かに読書を楽しむご夫婦、愛犬を愛でる方など、ご入居者が思い思いの時間を過ごす居心地の良い空間が広がります。
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ここ「ブランシエール大宮公園」の開設は1989年。「人生のグランドステージを主体的に楽しむための住まいとサービスを提供する」という当時のコンセプトを実現した、草分け的なホームです。前述のロビーの一角にはリビングスタッフが常駐してさまざまなご相談に応じる専用デスクを設け、他にもビリヤード室やアトリエ、図書室、シアタールームなどを設置。豪華客船をイメージした設計が、日々の生活に上質なゆとりとワクワクするような刺激をもたらします。こうした共用空間を舞台に、ご入居者同士の交流や、多様なサークル活動が活発に行われています。とりわけ大きな盛り上がりを見せるのが年に一度の文化祭。絵画や書道などの作品展示に加え、11月3日の「文化の日」に行われる発表会では楽器演奏やコーラスなど日々の活動の成果が披露されます。
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事業所長 羽根田 直美(左)
副事業所長 平井 佐保(右)
事業所長の羽根田は、こうした環境を維持・改善していくための体制づくりに余念がありません。「職員がしっかり業務に向き合える環境を整えることはサービス品質に直結します。定着率を高め、経験豊かでホスピタリティの高い人材を育成することが、ご入居者、ご家族の満足度に与える影響は大きいはず。実際、長く働いているスタッフは多いんです」。その言葉に、副事業所長の平井も深くうなずきます。「私がこのホームで働き出したのは15年前。ご入居者お一人おひとりがどんな方かを知り、長期にわたりサポートを続けながら関係を深めていけるやりがいは大きいですね」。
現在は、最新鋭のケアシステムを当社の中でもいち早く導入。これまで以上に円滑なサービスと、安心・安全な暮らしを提供するための取り組みを始めています。積み重ねてきた歴史に安住せず、さらなる進化を図っていくために、ブランシエール大宮公園の挑戦は続きます。
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活発なサークル活動も「大宮公園」の特徴の一つ。合唱を楽しむご入居者の皆さん
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通路の一角はご入居者の作品を展示するギャラリーに。ふせんで感想を貼って交流を楽しむ方も
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多様な蔵書が並ぶ図書室
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ゆるやかにアーチを描くホーム外観
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自分の時間を過ごすための居室