千葉県船橋市にある「ウェルミーテラス高根台」では、新宿区四谷にある「長善寺」のご住職であり音楽教師のご経歴を持つ鈴木一真さんをお招きし、ピアノ演奏と法話を組み合わせたプログラム「音楽法話」を定期開催しています。
「音楽の力を借りて仏教をわかりやすく伝えたい」というコンセプトの「音楽法話」。昨年8月の法話では、『上を向いて歩こう』『見上げてごらん夜の星を』などの5曲が取り上げられました。曲の歌詞を読み上げ、歌詞から読み取れる仏の教えを学び、最後は鈴木住職のピアノ演奏に合わせて参加者みんなで大合唱。参加者からは「ここで暮らす人、利用している人が参加し、懐かしい楽曲をともに歌う。ちょっとした歌声喫茶のようで、楽しい時間の共有となりました」とのお声があがりました。
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満員御礼の「音楽法話」。歌詞を読みながら、仏の教えにじっと耳を傾けます
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鈴木住職の伴奏で参加者も一緒に歌います
「『音楽法話』はもともとお寺の大法要の折に、御檀家さんに披露していたプログラムです。高齢者住宅でも喜ばれるのではないかと思い、3年前より『高根台』でも開催させていただくことになりました。多くの方にご参加いただき、嬉しく思っています」と鈴木住職。今後はご入居者・ご利用者のみならず、地元の子どもたちも交えた「音楽法話」の開催も構想しています。
出典:2024年1月1日発行「間楽」3号