株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

35年以上にわたり、現場で積み重ねてきた思いの結晶

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35年以上にわたり、現場で積み重ねてきた思いの結晶

心得 | 一人ひとりの生き方や価値観を尊重します。

 長谷工グループは、マンション事業を主軸に「住まいと暮らし」にかかわるビジネスを展開しており、高齢者住宅事業は35年以上にわたって取り組んできた注力領域です。

 「センチュリーライフ」と「生活科学運営」、異なる個性を持って本事業を担ってきた2社が合流し、「長谷工シニアウェルデザイン」として新たなスタートを切ったのは2021年のこと。その際、両社が磨き上げてきた強みを融合させるとともに、異なる出自のスタッフが思いを一つにするために現場目線で意見を交わして新たな理念体系を作り上げました。

 その中に登場する「7つの心得」は、理念を実現する上で一人ひとりがどのような姿勢で業務にあたるべきかを定めた行動指針。全員がそれを記したクレドカードを携帯し、ことあるごとに見返して、心に刻みつけています。

㈱長谷工コーポレーション取締役執行役員(経営管理部門サステナビリティ推進担当兼グループシニア事業管掌)
㈱長谷工シニアウェルデザイン取締役
吉村 直子

 中でも、第一条として掲げられている「一人ひとりの生き方や価値観を尊重します」は、企業理念「心地いい『間(ま)』をデザインする。」と直結する心得といえます。ご入居者が重ねられてきた人生、そこで培ってきた価値観は本当にさまざま。当然、心地いいと感じる距離感も一様ではなく、きめ細かなコミュニケーションと寄り添う姿勢なくしては実現できません。

 次項からは各現場のスタッフたちが7つの心得を胸に働く様子をご紹介していきますが、誰もがこの第一条を大前提として業務にあたっていることがご理解いただけると思います。

 人口のボリュームゾーンである団塊の世代が後期高齢者の年代にさしかかり、シニア事業を営む当社にとって新たな時代が到来しようとしています。精力的に時代をけん引し、今なおバイタリティにあふれた方々が、これからどのように年齢を重ねていくのか。そこであらわれるさまざまなニーズに、私たちはどう応えていくのか。これまで積み重ねてきたノウハウと信頼、そして理念を礎としてその問いに向き合い、新たな挑戦に取り組んでいきます。

 

Profile ────

1992年、長谷工コーポレーション入社。1994年、長谷工総合研究所に出向。高齢者の居住環境や高齢者向け住宅・施設に関する調査研究、コンサルティングに従事。2023年6月、長谷工コーポレーション取締役執行役員に就任。グループシニア事業管掌。

出典:2025年1月1日発行「間楽」4号