今回は、楽しい話ではないけれど大事な大事なお仕事の話題を。
高齢者の生活には、起きてほしくないけれどどうしても事故がつきもの。
中でもダントツに多いのが転倒です。
自立型では件数は少ないものの、先日はご入居者が外出してすぐ近くの道で転倒するという事故が発生しました。
「何が原因だったのかな」
「エントランスの段差につまづいたのかもしれないね」
スタッフ同士でそんな話をしていたところ、ご本人が通りかかったので実際に玄関前まで一緒に行って
「ここの段差ですか」と指し示してお聞きしたところ、実はそうではなく
何でこんなところで?と思うような意外な場所で足をとられていたことがわかりました。
このように丁寧に現場検証できる機会はなかなかありませんが、
憶測や思い込みで安易に事故原因を決めつけてはいけないなと反省した事例でした。
事故が起きたら報告書を作成しなければなりません。
慌ただしい中での作成となりますが、原因の検証や対策の検討が甘いと
事業所長から突き返されることもあり、ここは厳しくも真剣勝負。
痛い思いをされたご入居者のためにも次に活かさなければと思いながら
この言葉を肝に銘じるのです。
「転んでもただでは起きない」
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その後の修繕工事で危険な段差がなくなりました