ラジオ体操後に、笑いや話し声が絶えない時間があります。
週2回のコグニサイズの時間です。
コグニサイズとは、国立長寿医療研究センターが開発したもので
運動と計算やしりとりなどを組み合わせた、
認知機能の低下予防を目的としています。
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2人の数の合計の数を口に出します
左右で違う動きをすることに加え、
足の動きを加えたり、言葉を逆さまにいってみたりと
運動をしながら頭を働かせると、脳が活性化されます。
担当するスタッフによって内容も変わるので
毎回、刺激がたっぷりです。
「あれ 違っちゃった」「こうしてみたらどう?」
慣れてしまうと脳をあまり使わなくなってしまうので
できることよりもできないことを行う方が
効果が高いとされています。
それでも間違ったり、できないことをやるのは勇気がいります。
ご入居者にその効果を説明することで、間違ってもよい時間、笑ってしまえる時間になっていきます。
コグニサイズの前のおしゃべりも、よい時間です。
困ったことをご入居者がお話されると
「私もあったわよ」や「それでね…」と話が膨らんだり、
住まい方について話がでたり。
少ない人数で輪になって
できないことを共有している時間が
あるからなのかもしれませんね。
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