ウェルミー上目黒に入居して1年の大畑よし子さん(90歳)。
入居前の在宅介護での経緯や入居後の暮らしについて、
娘の松本静子さんにうかがいました。
約10年にも及んだ自宅での介護
認知症の症状が出てから2年ほどは父が介護をしていました。次第に老々介護に限界がきて私も手伝うようになりましたが、母は「私がやるのに」と不機嫌になることや、身体に触れようとすると抵抗することもあり、認知症介護の難しさに苦労しました。
父が亡くなってからはデイサービスや訪問介護の利用を増やし、自宅での介護を続けていましたが「いつまで続くのだろう」「最期はどうするべきか」と先の見えない状況に疲れが溜まっていきました。
友人の後押しがきっかけで
ある日母が通っていたデイサービスが新型コロナウイルスの影響で休業。介護の負担が大幅に増し、ついに自宅での介護は限界だと思うようになりました。
定期的に介護経験者が運営する地域の勉強会に参加していましたが、そこで知り合った方にウェルミー上目黒を勧められ見学。グループホームでの共同生活は母には合わないのではないかと思っていましたが、アットホームな雰囲気や看とり経験もあること、広い個室とリフト浴などの充実した設備をみて気に入りました。
見学時は満室で入居できませんでしたが、空室がでて連絡がきたときに「ここで決めないと!」と仲間が後押ししてくれたことで決意できました。
ウェルミー上目黒での暮らしとこれから
入居時の介護度は要介護3でしたが、プロの介護を受けながらリハビリも継続したことで、1年経った今では要介護1と入居時より元気になり笑顔も増えました。入居直後は母に「いつ帰れるの?」と聞かれることがあり、それが辛くて面会に行くのも気が重かったのですが、スタッフの方が毎回ホームでの様子を教えてくれ、楽しそうに他のご入居者とおしゃべりしている姿を見て「入居してよかった」と思えるようになりました。
介護を任せることにより心のゆとりがうまれ、実は私も相当ストレスが溜まっていたのだなと気付きました。面会の時には孫やひ孫たちとビデオ通話をつないだり、家族での交流も楽しんでいます。
ここウェルミー上目黒で、スタッフやご入居の皆さんと、穏やかで楽しく最期まで暮らせたらいいなと思います。