仕事一筋の現役時代から趣味に思う存分没頭する日々へ
「銀行マンで、大晦日の除夜の鐘が鳴るまで集金にまわっていました」と、モーレツサラリーマンだった現役時代を振り返る村瀬安彦さん。職場で出会って結婚した奥様の晃子さんも「子供が起きている時間は、ほぼ家にいませんでしたね」と語ります。多くのサラリーマンが、仕事第一で無我夢中に働いていた時代。安彦さんもハードな仕事をこなしながら、充実した日々を送っていました。名古屋、大阪、東京と、幾度もの転勤や単身赴任生活を経て、65歳で定年。まず手に取ったのはクラシックギターでした。「ギターは、高校生のときからずっと大切な存在。仕事を引退して、これからは思う存分弾けると思いました」。早速、春日井市の生涯学習講座を受講し、新しくできた仲間とともに発表会で腕前を発揮することも。ハウスに入居した後も継続して合奏練習に参加し、家でも毎日練習を欠かさないほど、生活の一部になっています。
一方、晃子さんは20年前からプロの先生にゴルフを習っていました。安彦も定年と同時に同じ先生に弟子入り。現在も、頻度が減ったとはいえ、お二人一緒に月1~2回は楽しんでいるそう。また、ほぼ毎日プールに通って500m泳いだり、近所の川べりでウォーキングをしたりして、体力を維持しているそうです。
ブランシエールでの新しい暮らしを満喫し、アクティブに世界を広げる
ブランシエールへの入居を決めたのは、息子さんを送り出し、広い家に2人きりになったことがきっかけでした。「子どもに面倒をかけずに暮らしたいと、いくつかの施設を見学しましたが、『ブランシエール神宮南井田』は雰囲気が良く、もし介護が必要になっても介護フロアで最期まで面倒をみてくれる点に安心しました。息子のマンションから近いことも決めてでしたね」と安彦さん。
入居してしばらくして、安彦さんに素敵な出会いが訪れました。同じ「ブランシエール神宮南井田」に済むギター仲間の近藤勇雄さんです。話せば、同じ大学の先輩後輩とのこと。不思議な縁を感じて、すっかり意気投合。「ギターを一緒に演奏できる仲間に恵まれて、幸せです」と話します。毎週1回、ギターセッションを楽しんでいるそうです。
晃子さんもホームでのアクティビティに参加し、お友だちを増やしているとか。「元気なうちは時間を大切にして、いろいろなことを楽しみたいです。ですから、ホーム内のサークルには、何でも参加しています。スタッフの皆さんが明るく接してくださるので、すぐに馴染むことができました」。
「ブランシエール神宮南井田」の暮らしで、人生の円熟期を満喫しているお二人。趣味を通じて友人の輪が広がり、笑顔が絶えない日々を過ごされています。
晃子さんの充実のひととき
出典:2021年1月1日発行「生活創造のM」137号