株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

「帰ってきたい」と思える場所を得られた満足感とともに

お客様の声Voice

「帰ってきたい」と思える場所を得られた満足感とともに

今回ご登場いただくのは2020年1月に「ブランシエール井草」に入居された相良勝さんです。現在に至るまでの歩み、そして入居を決めたきっかけとなったある出来事について語っていただきました。

1wv231208

奥様との出会い、親族の介護、そして自分たちの将来へ

 生まれは東京、育ちは茨城。生まれてすぐ始まった太平洋戦争の戦火を逃れるべく引き取られた、農家だった母方の実家。それが、相良さんの原風景です。「自然が豊かなところで、毎日泥だらけになって駆け回っていました。小学2年生の時に東京に戻ってきて、それからは中野区暮らし。学生時代からホームへ入居するまでずっとです」。

 職場で奥様と出会い、楚々とした立ち居振る舞いに惹かれて交際、そして結婚。以降、苦楽をともにしてきました。高齢者向け住宅について考え出したのは、3人のご親族の介護を経験したことから。将来に向けて介護の備えは自分たちで、という思いから10件を越える施設を見学してまわったといいます。

 「情報収集を進める中で、こちらの経営理念に興味を持った妻が、中伊豆の『ブランシエール友だち村』での体験イベントに参加しました。そのときスタッフとして出会ったのが、「井草」に入居当初に事業所長をしていた安藤さんだったんです。ご縁ですね」と相良さんは笑います。

見学の日に経験した衝撃と、「ここだ」という確信

 その後ご夫妻が「井草」の見学に訪れたのは2019年9月のこと。そこでお二人は衝撃的な出来事に遭遇します。「ホームに到着したとき、正面玄関からスタッフの皆さんやご入居者が大勢出てきたんです。それに見送られるようにして、亡くなった方を乗せたストレッチャーが運び出されてきました。私たちも思わず手を合わせてお見送りしました」。

 驚きさめやらぬまま事業所長・安藤洋子(当時)に話を聞くと、返ってきたのは「これが『井草』の流儀」という言葉。「裏口から目立たないように送り出す施設もあるのでしょうが、私たちは違います。ホームはご入居者の『家』なのだから、最期まで正面から堂々と旅立っていただきたい。こそこそする必要なんて、ないと思いませんか?」という安藤の言葉を聞きながら、「ここでお世話になりたい」という気持ちが固まっていったと相良さんは語ります。

 求めていたのは、最期に「帰ってきたい」と思える場所。それを実現できる設備が整っていて、それを叶えてくれるスタッフが揃っている──そのことを感じられたという相良さん。入居から約2年、ご夫妻で他のご入居者の方々との日々を過ごすほどに、その期待は実感に変わりつつあります。緑豊かな井草の地で、相良さんの穏やかで充実した日々は続いていきます。


相良さんの充実のひととき
2wv231208
散策

自然が豊富な井草は、幼少期を田舎で過ごした相良さんにとって心和む土地。ホームすぐそばの自然公園や街歩きが日課です。

3wv231208
読書

古典からミステリーまで、さまざまなジャンルを嗜むという相良さん。毎日、公園のベンチでページをめくります。調べ物をしたりするのも好きで、知らない世界を知る楽しさ、知的好奇心を満たす体験がたまらないのだとか。