「自分たちらしさ」を大切に
2024年1月発行の間楽3号の表紙を飾るのはブランシエール蔵前にお住まいの平野榮子さん(78歳)。親の介護を経験し、自分の子どもにはこんな大変な思いはさせたくないと感じていたという平野さんが、ブランシエール蔵前開設と同時にご夫婦での入居を決めた理由について、お話をうかがいました。
元気な時だからこそ、将来を見据えた住まい選び
夫も私もまだ働きに出かけていて、日中は2人とも外出が多く、忙しく過ごしています。そんな中で当時住んでいたマンションで一人暮らしの高齢の女性の方が急に体調を崩されて、大変そうな様子を目の当たりにし、もしもの時の不安を感じるようになりました。
元気な今はこれまで通りの暮らしを送りたいと思うと同時に、年齢を重ねて体力が落ちてきてしまった時には頼れる安心の環境がほしいと感じるようにもなり、元気なうちに高齢者住宅に入ろうと考え始めたんです。
そんな時に、蔵前に新しくホームができることを知りました。私が生まれ育った浅草橋にも近く、買い物など馴染みの場所でもあり、子どもたちも住んでいるエリアだったこともあり、すぐに話を聞きに来ました。 地の利もあり、もしもの時に対応してくれるスタッフがいること、介護が必要になっても生活を支えてくれる体制が整っていることで暮らし続けられるという私の条件を満たしていたので、即決でした。
「蔵前」の良さは、開設時から入居できることでもありました。入居するみんなが同じ条件で生活をスタートすることができるので、すでに出来上がったコミュニティに入るといったストレスがない気楽さがいいんです。とは言っても、入居してからも仕事に通っていて、あまり館内で過ごす時間は長くないんですけどね。
新しい生活を自分のスタイルで楽しむ毎日
ここに暮らし始めて約半年ほど経ちますが、ホームでのお気に入りは広い大浴場です。ゆっくりリラックスもでき、他のご入居者との他愛のないおしゃべりを楽しむ良い機会にもなっています。面倒な自宅のお風呂掃除からも解放されたのも嬉しいですね。
そして、やはり立地。すぐに都心に出かけられるので日本橋エリアのデパ地下へは週1回は通い、夫婦の日課である晩酌のおつまみをお買い物に出かけていますよ。