株式会社 長谷工シニアウェルデザイン

ご入居者とともにつくり上げる「健康増進アプリ」の誕生

間楽 ーまらくー

ご入居者とともにつくり上げる「健康増進アプリ」の誕生

 「おっ、なんだか調子良いな」。「ブランシエール神宮南井田」にお住まいの村瀬安彦さん(82歳)がそう感じたのは、2022年10月のある日のことでした。日課にしているプールやゴルフの打ちっぱなしで、以前より体が柔らかく、スムーズに動かせている感覚。「うれしいですよね、成果が出てくると」と目を細めます。
 長谷工グループでは現在、健康増進アプリの開発を進めています。30年以上にわたる高齢者住宅運営から得られた知見を生かし、お一人おひとりに合わせた「運動習慣」と「食生活」をサポートするプログラムを搭載しました。

アプリをお試し中の村瀬さんご夫妻。日々の食生活や運動への意識が高まり、生活習慣の改善につながっている

 村瀬さんと妻の晃子さん(79歳)には、アプリの使いやすさを検証するモニターを務めていただいています。当初はハードルが高く感じたスマートフォンの操作もすぐに習得し、画面の中で愛嬌を振りまくマスコットキャラクター「シャイミー」にも親しみを覚えるように。「自分の健康状態を正確に把握するのって、実はけっこう難しい。このアプリは、食事を撮影すると自動で栄養計算してくれたり、 体の状態に応じて自分に必要な運動を提案してくれたりと、具体的な数値やメニューで把握できるのがいいですね。自分の体に意識を向けることが多くなりました」と語る安彦さん。「次にどんなものを食べると良いかなど、アドバイスしてくれるのも助かります。夫婦でちょっとした競争みたいになっているのも楽しいですね(笑)。もう、すっかり生活の一部。ぜひ使い続けたいと思います」と晃子さんも笑顔を浮かべます。

 2023年5月にオープンした「ブランシエール蔵前」と同年12月にオープンする「ブランシエール目黒」では、本アプリと連動した取り組みを導入し、展開していきます。アプリ自体は社内外含め多くの方にご利用いただけるよう準備を進めています。村瀬さんご夫妻にも末永くご利用いただけるサービスとして完成する日も、そう遠くはありません。