基礎を怠らず、常にスタッフと話し合いながら工夫と改善をし、丁寧な食事作りを心掛けていると話すのはブランシエール千種2フードリーダーの長谷川。
「食」は生活の中心。食事が安定すれば、ご入居者だけではなくスタッフやホーム全体も健全でいられると考えています。栄養バランスがよいのはもちろん、美味しく召し上がっていただけるよう様々な工夫をしています。
調理へのこだわりを尋ねたところ、「素材を丁寧に扱うこと」と話します。「野菜は生きているので、ぶつけたり重ねたりすると傷み、味が悪くなる。調理は食材が納品されたときから始まっている。食材を丁寧に扱わないと、どこかに雑味が残る料理になってしまう。調理の基本に則り、当たり前のことを当たり前にやる。それを愚直に継続するだけです」と述べる姿は、料理人そのものです。
イベントなどで提供する特別な食事はいつもご入居者に喜んでもらえますが、もっと楽しんでいただこうとコロナ禍前のクリスマス会ではスタッフ全員でクリスマスソングを合唱。ご入居者に喜んでもらえただけではなく、休憩時間に難しいハモリの練習をすることでスタッフも楽しむことができ、結束力も強くなりました。今でも口ずさんでしまうほどいい思い出です。当時とはスタッフの入れかわりもありましたが、コロナが落ち着いたら全員で同じようなイベントをしたいと話します。
食を通して、もっと皆を巻き込んで出来ることはないか。これからも探求していきます。