今回紹介するのは、ブランシエールケア常盤台フードリーダーの中村。献立作成や調理、食事イベントなど「食」全般に携わっています。

中村はある日、ホームの菜園でご入居者とともに育てたさつま芋で焼き芋を作りました。普段は刻み食やミキサー食を召し上がっているご入居者がそのまま丸かじりしようとし、中村は「喉につまらせたらどうしよう」と焦りましたが、少量ですがゆっくり噛んで飲み込むことができたそうです。それ以降、食事量が増え、一口大に切った食事も召し上がれるようになり、日常生活にも活気を取り戻されたそうです。「食事をきっかけにご入居者の体調が改善されたり、いままで食べられなかったものを噛んで食べられるようになったときはとても嬉しい」と話します。

今後は「料理をしたい」というご入居者の要望に応えられるよう、調理イベントの開催などの機会を増やし、ご入居者に食を通じてもっと喜んでいただくことが目標だそうです。