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Colleagues at work

多彩なキャリアの仲間たち

常陰 悠乃

開発部 本社スタッフ

介護業界に飛び込んで世界が広がった

  • #30代
  • #非福祉学部卒
  • #介護福祉士
  • #キャリアチェンジ経験

多世代が交流するコンセプトに惹かれた

現在所属している部署とお仕事の紹介をお願いします。

開発部に所属しています。開発部は新しい事業所を開発するのがミッションで、事業所の開設・販売・運営という流れの中で出発点を担う部署です。新規開発するための土地情報として、銀行、デベロッパー、ゼネコン、ハウスメーカーなど、日々、多方面とやり取りを重ねています。
現在私はそういったお問い合わせの窓口を担当しており、土地に関する情報をいただいた際の初動対応を行っています。長谷工グループは業界の中での認知度も高く、土地情報を持っている大手企業様から地域の不動産会社様まで、幅広くご紹介いただいております。

開発部では私が一番年下ということもあり、とても可愛がっていただいています。風通しの良い雰囲気で、チームのメンバーとは質問のついでに軽く雑談をしたり、一緒にお昼を食べたりと頻繁にコミュニケーションを取れています。

人事部に所属しています

長谷工シニアウェルデザインへ入社を決めたきっかけを教えてください。

ご高齢者の住まいに興味を持ったことがきっかけです。
大学では建築を学んでおり、直接的に高齢者住宅について研究をしていたわけではありませんでしたが、祖母の家のある島根県の過疎地域をテーマに研究をしていく中で、過疎地域はご高齢者が多く住まわれている傾向が高く、結果的にご高齢者の暮らしや住まいについて興味を持つようになりました。
そのような背景があり、学生時代に同じ研究室だった先輩の紹介で、ブランシエール日暮里に訪問する機会をもちました。
ブランシエール日暮里は介護型と自立型に加え賃貸住宅もあり、保育園も併設されています。その多世代が交流する施設というコンセプトが、これまでの自分の中の高齢者施設や高齢者住宅のイメージを大きく変えてくれて、ここで働いてみたいという気持ちが大きくなり志望しました。

これまでのキャリアについてお聞かせください。

  1. 1年目~ 総合職で入社後、ブランシエール日暮里にケアスタッフとして配属されました。 介護の経験も知識も当初はありませんでしたが、想像以上に楽しんで働くことが出来ました。それは先輩方に「自分で考えるケアの楽しさ」を教えていただけたからだと思います。
    ご入居者との日々のコミュニケーションも楽しみのひとつで、自分の想像以上に向いていた仕事で驚きもありました。
  2. 4年目~ ケアスタッフとしてブランシエールケア溝の口へ異動しました。
  3. 5年目~ 本社の開発部へ異動となりました。宅建はこの時期に取得しました。 配属されたばかりで慣れないことも多いですが、元々持っていた高齢者住宅への興味と、現場で得た経験を活かして今後一層貢献していきたいです。
  1. 1年目
    入社後、ブランシエール日暮里にケアスタッフとして配属
  2. 4年目
    ブランシエールケア溝の口へ異動
  3. 5年目
    本社の開発部へ異動

つまずくこともあるけれど、日々理解できることが増えていくのが楽しい

お仕事の中で大変なことや、それを克服するために工夫したことを教えてください。

入社以降一昨年までケアスタッフとして勤務していたため、開発部に異動してからは求められる知識が大きく異なるという点に苦労しました。
開発部では事業収支を分析するうえで大きな数字を日常的に扱うのですが、そうした数字の感覚に慣れることが大変でした。
少しでも早く慣れるために工夫したことは、わからないことはすぐに調べ電卓で計算するなど、まずは感覚を掴むようにしました。他にも気になったことは、すぐにメモを取り先輩へ質問するように心掛けています。
事業所でもそうでしたが、本社でも聞けばすぐに答えていただける雰囲気があり、とても助かっています。覚えることは多いですが、日々理解できることが増えていくのが楽しいです。

今後チャレンジしたいことはありますか。

開発部で物件を事業化するうえで、事業計画をまとめることが重要な業務になりますが、直近の目標は多くの業務で独り立ちし、ゆくゆくは主任に昇格することです。
そのために、出来る限り知識や経験を積んでいきたいと思っています。宅建は取得しましたので、長谷工グループが教育施策として展開しているオンラインで学べるビジネスカレッジを利用し、今年は福祉住環境コーディネーターという資格について学ぼうと考えています。バリアフリーに関する知識など、ご高齢者の方が住みやすい住環境について提案できるようになる資格です。今後も仕事に活かせる新しい視点を増やすためにチャレンジしていきたいと思っています。

さまざまなキャリアを通して得た知識が発想力を上げてくれる

キャリアパスの幅広さについてどのように感じていますか。

元々開発に興味があり入社しましたが、入社後の数年間は事業所でケアスタッフとして勤務していました。 意にそぐわない配属といえばそうなりますが、もし最初から開発部に配属されていたら、介護の動きや開発する目指すべき建物のイメージを持つことが難しかったと思います。
例えば、自立と介護のご入居者によって必要なユニバーサルデザインのレベル感や、施設に求められる設備など、実際に現場を経験していなければ分かりにくいこともあります。 現場での経験は現在の開発部で仕事をする上でもとても役立っています。「こういう空間があればご入居者もスタッフも快適なのではないか」というように、事業所で働いていた時に感じたことを現在の仕事の発想に活かすことが出来ています。

様々なキャリアを経験できるということは、自社の事業をあらゆる角度から見れるようになるということだと思います。 それは決して無駄なことではなく、プラスの経験です。 私は介護経験ゼロの状態でケアスタッフとして勤務していましたが、いざ働いてみたら介護が楽しくて、想像以上に性に合っていると感じました。介護現場は排泄や入浴の介助など、大変なイメージを持たれることがありますが、すぐに慣れます。それよりも、ご入居者とのコミュニケーションの楽しさや、自分で考えて動ける仕事の幅の広さの方が印象に残っています。 今後も事業所での経験を活かして貢献していきたいと思っています。

学生の皆さんへメッセージをお願いします。

介護業界は日常生活で関わりがない方が多いと思います。私もそうでした。
だからこそ、私は介護業界に入ることで世界が広がったと感じています。仕事の知識や技術だけではなく、様々なことを先輩やご入居者に教えていただきました。
大学では介護とは直接関係のない勉強をしていましたが、研修も多く、すぐに慣れることができましたし、自分で考えてご入居者に提供する介護の楽しさを先輩から教えていただけました。時には壁にぶつかることもありましたが、抱え込んでしまう前に周りの人たちが悩みを聞いてくれて、何かあったらフォローしてくれるという安心感を持って挑むことが出来ました。
介護を勉強してきた人はもちろん、全く違う分野を勉強してきた人も、もし興味があるのならぜひ、当社に飛び込んでみて欲しいと思います。

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