多彩なキャリアの仲間たち
八巻 志保
運営企画部 運営企画課 本社スタッフ
感謝と誇りを持てることにやりがいを感じています
いつまでも自分らしく生活していただくために、心と身体の両面からケアをする
現在所属している部署とお仕事の紹介をお願いします。
運営企画部運営企画課に所属しています。運営企画部では事業所の運営サポートやサービスの企画を主に行っています。
事業所は様々な法律の基準に則って運営されています。各事業所で正しい手続きがなされているか、正しいルールで運営がなされているかなどの確認をしています。
また、新しく事業所が開設される際の支援や、事業所で実施されているサービスのサポート、新しいサービスの企画なども行っています。
私が主に担っている業務は、当社のアクティビティサービスのひとつである「笑いヨガ」のサポートです。
ご入居者の心と体の健康をサポートするために始まったサービスで、各事業所に笑いヨガを担当するリーダーが在籍しており、私はリーダーが円滑に笑いヨガを実施できるようサポートをしています。
笑いヨガとはどういったアクティビティなのでしょうか。
ご入居者にいつまでも自分らしく生活していただくためには、身体だけではなく心の健康も重要だという発想を基に始まったサービスです。
たとえば落語や漫才は、認知症の方やお耳が遠い方にとっては楽しむことが難しいかもしれません。その点、笑いヨガであれば、楽しく笑うのと同じ心身への健康効果を、誰でも享受できるという、研究結果を基にスタートしました。
笑いヨガとは、その名の通り笑いとヨガの呼吸法を融合させたものです。
「はっはっは」と笑いながら、その発声を呼吸に乗せて体操をします。筋トレや柔軟体操を笑いの呼吸に合わせて同時に行うというもので、一般的にイメージされるヨガの体操とは異なります。誰でも出来る簡単さが強みで、笑うことによって脳が良いことがあったと認知するため、心理的な回復に効果があり、笑いの発声と身体の動作を同時に行うことで、ストレス軽減の相乗効果が期待できます。
当初は自立型施設のみで実施していましたが、介護型施設のご入居者に向けても少しずつサービスを拡大しています。より多くの方へ広めると同時に、心身の健康を重視する当社の独自サービスとして定着させていきたいと思っています。
これまでのキャリアについてお聞かせください。
- 1年目~ 建築学科を卒業し、新卒で入社後はブランシエール千里中央にケアスタッフとして配属されました。
- 2年目~ 結婚を機に東京への異動希望を出し、高齢期の住まいと暮らし方について研究するNPO団体へ出向しました。
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5年目~
第一子出産に伴い育休を1年間取得しました。
育休中はパパママサロン制度で同様に育休中の社員と繋がれたことが嬉しかったです。自分と同じく頑張っている仲間がいて、非常に心強い気持ちになれたことを覚えています。 -
6年目~
育休後はブランシエール武蔵浦和へケアスタッフとして復帰しました。
こちらで勤務している時に第二子出産に伴い、再度育休を1年間いただきました。 - 7年目~ 第二子の育休後、同事業所にケアスタッフとして復帰しました。
- 8年目~ 第三子出産に伴い、3度目の育休を1年間いただきました。
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9年目~
第三子の育休後は本社の運営企画部に配属されました。
私は育休を3回いただいていますが、その都度周りの皆さんが毎回快く仕事をカバーしてくださって、本当にありがたいことだと今でも感謝しています。
今はその時の恩返しの気持ちで、少しでも事業所のサポートになれるように、会社に貢献できるように努めています。
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- 新卒で入社後はブランシエール千里中央にケアスタッフとして配属
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- 結婚を機に異動希望を出し
NPO団体へ出向
- 結婚を機に異動希望を出し
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- 第一子の出産に伴い、
1年間の育休
- 第一子の出産に伴い、
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- ブランシエール武蔵浦和へケアスタッフとして復帰
第二子の出産に伴い、2度目の育休
- ブランシエール武蔵浦和へケアスタッフとして復帰
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- 育休後、同事業所にケアスタッフとして復帰
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- 第三子の出産に伴い、3度目の育休
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- 運営企画部へ配属
様々なサービスを企画開発
- 運営企画部へ配属
理由を考え、誠実であり、前向きに考えることを大切に
お仕事をされる中で大切にしていることを教えてください。
ひとつは理由を考えること、ふたつめは誠実であること、みっつめは前向きに考えること、この3つを大切にしています。この心掛けを持っていれば、どんな仕事でも通用するのではないかと思います。
介護の現場では、目の前のご入居者が何故この反応をされるのか、何故自分はこのケアをするのか、納得できるまで考えることが大事です。
そのベースとなることが仕事に対する誠実さです。これは当たり前のことかもしれませんが、誠実さが無ければいくら考えても意味がありません。
これをやれば自分と周りがどう変わるか?と前向きに捉えることで上手く進んでいきます。
課題や苦労がありながらも現在の業務を続けられている理由を教えてください。
ご入居者は様々な人生を歩んで来られた上で、その最期を穏やかに過ごすために私たちの提供する住まいを選んでくださいました。このことに感謝と誇りを感じることが理由です。
目の前にいるご入居者がどんな人生を経てここにいらっしゃるのか、頭の中で想像し、耳を傾け理解して、生活をお手伝いすることはやりがいを感じます。
もう一つの理由は、一緒に入社した同期や、この人と働きたいと思える仲間がいることです。周りの人たちに支えられて今の私があると思っています。24時間365日、ご入居者の日常を支えるという仕事はチームで挑まなければ不可能です。例え難しい状況でも、諦めてしまえばご入居者にしわ寄せがいきます。みんながいるから続けられるというのは大きいです。
仕事終わりや休日の過ごし方を教えてください。
現在3人の子育てをしていて、時短勤務をさせていただいております。基本的に平日の退社後は育児や家事をしています。休日は子どもたちが動物好きなので、動物園や水族館に行くことが多いです。可愛い動物や子どもたちの笑顔を見ることで癒されます。
他にも、疲れを翌日に持ち越さないために、しっかり寝ることは意識しています。
担当している笑いヨガは、疲れやマイナスな気持ちを外に出してくれるので、自宅で頻繁に子どもたちと行っています。
挑戦を楽しめる仕事
学生の皆さんへメッセージをお願いします。
私は建築学科を卒業しており、当初は高齢者施設をつくりたいと考え入社しました。しかし、介護の仕事を実際にやってみると、ご入居者の生活を支えるために、色々なことを学んでいきたいと自然に思うようになりました。
人の役に立ちたい、人と関わることが好きという方は、是非チャレンジして欲しいです。
一見介護と関係のない知識でも、今に活かせていることがたくさんあります。あなたが積んで来た経験は絶対に役に立ちます。例えば、レポートや論文を作った経験は相手にものを伝えるための思考方法として活かせます。旅行や街歩きの趣味は、ご入居者との会話が一層盛り上がります。音楽の話をすると、ご入居者から好きな曲を教えてくださいます。たとえ、あなたが知らないことがあったとしても、挑戦してみて、それをご入居者と一緒に楽しんで欲しいと思います。