多彩なキャリアの仲間たち
一柳 実千代
運営企画部未来の介護デザイン室(関西)係長
あなたの価値観や経験は絶対に現場で役に立ちます
介護の未来を変えていく。最先端の技術で業務の効率化を
現在所属している部署とお仕事の紹介をお願いします。
運営企画部内、未来の介護デザイン室に所属しています。
施設のDX化を推進し、活用できるまでサポートをすることを目的としています。
DX化と一言で言ってもその活用方法は多岐に渡ります。事業所によって管理方法やルールが分かれることがないよう統一化することにも取り組んでいます。
実際に導入された事例としては、自立型フロアでのお食事の際にQRコードによるオーダー方法を取り入れたり、ご入居者の健康管理や連絡事項をペーパーレスで管理ができるようになったことなどが挙げられます。
他にも、見守りカメラというご入居者の睡眠状況を測れるセンサーを取り入れました。これは心拍や呼吸数などを遠隔で確認できるもので、多くのご入居者の安否確認を一括して行うことができるようになりました。
DX化は人手不足の解消という目的もありますが、全てを機械に置き換えるのではなく、人にしか出来ないことは人に、機械で出来る部分は機械に、と分業化と効率化を進めていくことが狙いです。
これまでのキャリアについてお聞かせください。
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1年目~
入社後5年間、ケアスタッフとしてブランシエール神宮南井田に勤務しました。
当時施設内のイベント企画委員会に参加させていただき、ご入居者に楽しんでいただけるようなイベントを数多く実行したことを覚えています。
介護に関しては未経験でしたが、学生時代の学園祭実行委員の経験を活かすことができました。
介護の現場では「役に立たないだろう」と思うような経験が思わぬ形で役立ったり、活かせるタイミングが想像以上にあります。 -
5年目~
5年目でブランシエール千種へ。初めての異動でした。
そこからの5年間でサブリーダーやリーダーを任され、人材育成という新たな領域にチャレンジしました。
他にもベトナムでの海外事業や、介護ロボットの実証実験にも関わらせていただきました。 - 10年目~ ケアリーダーとして、新卒で配属された神宮南井田へ戻ることになりました。その後5年間在籍しましたが、兼業で長谷工グループの長谷工アネシスへ出向し、大阪万博の開催にあたり、パビリオンの展示内容を検討するなど、プロモーションにも関わらせていただきました。
- 15年目~現在 現在は未来の介護デザイン室へ配属され、現場での経験や、これまで携わらせていただいたプロジェクトの経験を活かし、現場の一助になれるように日々邁進しています。
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- 入社後5年間、ブランシエール神宮南井田に勤務
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- ブランシエール千種へ異動
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- ブランシエール神宮南井田へ異動
兼業で長谷工アネシスへ出向
- ブランシエール神宮南井田へ異動
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- 未来の介護デザイン室へ配属
部下へのフォローで心掛けていることを教えてください。
昔から意識しているのは上手に失敗をさせてあげることです。
なぜ失敗したのか、どうすれば良かったかを自分なりに考えるように導くことが役割だと思っています。
他に心掛けている事は頑張りを見逃さず、褒めることです。
業務が立て込むとつい見逃しやすくなりますが、どんな小さなことでも気付くことができる状況でいられるように努めています。
はじめから順調に対応できていたわけではなく、以前は私自身が一生懸命であるが故にこうあるべきだという正論をぶつけることがあったように思います。
そこから立場が変わるにつれ部下も増え、ひとつの情報を伝えるだけでも、人によって受け取り方が異なるのは当然ですから、受け取る側の努力だけに頼らず、自分自身の伝え方もチームでやっているということを念頭において工夫するように心掛け、頑張ってくれていることをたくさん見つけ感謝をより伝えるようになったと思います。
人の数だけ価値観がある
壁にぶつかった時の対処法、乗り越え方を教えてください。
異動と同時に初めて役職がついた時でした。まだ信頼関係を築けていない状態で、指示の出し方や、どう働きやすい環境をつくるかという点に苦労しました。当時はとにかく相手の立場になって想像する事を癖になるまで徹底して行い、その上でチームで動くために何が必要かを言語化して発信するようにしました。
具体的には「何故これをするのか」を明確にすることです。どこに繋がっているのか不明な仕事は、モチベーションが保てません。誰かに仕事を依頼する時も、明確な目的を示すようにしました。
この時期を乗り越えられたのは、どんな時でも味方がいてくれたからだと思います。話を聞いてくれる人がいて、前に進むことができました。
先輩に厳しいご意見をいただいた時は、その先輩自身が自分に一番厳しかったので、私も頑張ろうという気持ちになることが出来ました。本当に周りの人に恵まれていたと思います。
介護の現場はご入居者もスタッフも様々な経験をしています。人の数だけ価値観があります。世界観がとても広がりますし、そこに面白さを見出せたら、きっとどこの環境でも楽しむことができるようになるのではないかと思います。
仕事以外で情熱を注いでいることはありますか。
日々の楽しみはたくさんあります。社会人のJAZZバンドに所属し、休日は仲間と練習したり、ホールで演奏会をしています。他にもスキューバダイビングや料理も好きで、スキューバダイビングをするために海外へ行ったり、お菓子やパンを焼いたり、ハーブやイチゴを育てたりもしています。
キャリアプランについてお聞かせください。
正直に申し上げると明確に立ててはいません。
これまでも言えることですが、好奇心が旺盛であるために自分が興味のあること、面白いと思えることを今後もしていきたいと考えています。
この志は新卒で入社してから変わっていないように思います。
当社はさまざまな取り組みをしておりますので、入社前には想像もしていなかった知識を得られたり、経験を積むことができるチャンスが数多くあります。
会社や自分自身をより良くするためにやってみたい!ということはチャレンジさせてくださる、度量のある会社だと胸を張って言えます。
これから入社される皆さんとも、楽しいことができるといいなと思っています。
今後取得したい資格やスキルはありますか。
仕事で新たなチャンスが巡ってきた時に行動を起こせる状態でいるために、柔軟性や好奇心は失わないようにアンテナを張り続け、知識や経験を積むようにしています。
資格に関しては介護福祉士、ケアマネジャー、衛生管理者を取得していますが、これからは将来的な海外事業も見据え英語を勉強しようと思い、社内の英語学習プログラムに参加しています。
人に興味があれば適性は十分
学生の皆さんへメッセージをお願いします。
私は音学大学出身で、介護の経験は一切無く、入社当時は不安でいっぱいでした。
どんな仕事にもいえることですが、面白さを見つけるのは結局自分次第で、私の場合は好奇心を持って取り組むことでこの仕事に夢中になりました。
人に興味があれば適性は十分で、話すことが苦手だったとしても全く問題ないです。
例えば、ご入居者のお部屋に置いてある物に興味を持ったところからコミュニケーションが始まることもあります。
介護の現場はプロとしてご入居者の人生をサポートするやりがいのある仕事です。冷静さやマルチプレイヤーとしての能力を鍛えることもできます。
あなたの価値観や経験は絶対に現場で役に立つので、自信を持って欲しいです。経験はどんなことでも多い方が良いですから、学生のうちに出来ることは全力でやって来て欲しいと思っています。