多彩なキャリアの仲間たち
石原 知佳
中部関西営業部 関西営業課 課長
部署や手段は変わっても、人の役に立つという目的は果たせる
決まった方法では通用しないところが営業の面白さ
現在所属している部署とお仕事の紹介をお願いします。
中部関西営業部 関西営業課に所属しています。
営業部の主な仕事は、ご入居を検討されている方の窓口となることです。関西にある8棟の事業所を課で担当しています。
お問い合わせやご見学の対応から、もしご入居の意向をいただきましたら、契約段階から新しい生活を安心して始められるまでを一貫してお手伝いさせていただきます。
私は関西の8棟のうち3棟の営業を担当しております。それに加え、課長として部署の受け持つ事業所の状況を把握し、方針を決めることも課長としての役割です。契約件数や入居率など、具体的な目標が求められる仕事です。チーム一丸となって達成できるように頑張っています。
介護の現場では安全のために、ある程度ノウハウを統一する必要があります。しかし、営業には決まった方法が存在しません。お客様はそれぞれ異なるご事情やご希望をお持ちです。1つの方法では通用しないところが営業の難しいところでもあり、面白いところでもあります。
これまでのキャリアについてお聞かせください。
- 1年目~ 2008年に新卒で入社し、大阪のブランシエールケア都島に事業所の開設と同時に配属されました。ケアスタッフとして6年間勤務し、2年目からフロアリーダーを務めました。
- 7年目~ ブランシエールケア武蔵浦和に異動となり、引き続きケアスタッフとして3年半勤務しました。こちらで、初めてケアリーダーを経験しました。
- 10年目~ ブランシエールケア都島に再び配属となり、ケアリーダーとして3年半ほど勤めました。40人ほどのケアスタッフを率いる立場として、様々な意見を聞きつつ、各フロアリーダーと連携して仕事を進めていました。
- 13年目~ 東京のブランシエールケア玉川上水へ異動しました。こちらではリビングリーダーとして2年半ほど勤めています。
- 16年目~ 関西営業部に異動となり、現在に至ります。入居のメリットをPRするだけではなく、お客様が何を求めてらっしゃるかを汲み取ることを大事にしています。
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- 新卒で入社、ブランシエールケア都島に配属
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- ブランシエールケア武蔵浦和に異動
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- ブランシエールケア都島に再び配属
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- ブランシエールケア玉川上水へ異動
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- 関西営業部に異動
介護や福祉にもともとご興味はありましたか。
元々この業界に興味があり、福祉の専門学校に進学して、介護福祉士の資格を取得してから当社へ入社いたしました。
福祉に興味を持ったきっかけは、具体的には思い出せないのですが、振り返ると祖父母と実家で一緒に住んでおり、私が小さい頃から家の中で介護をしていたことがきっかけなのかもしれません。そういった環境の中で育っていたので、自然と福祉の道を選択したのではないかと思います。
お仕事の中で、大事にしている心掛けなどありますか?
お客様にご入居を勧めさせていただく過程で、お客様が何を求めていらっしゃるかを真摯に汲み取るように心がけています。もちろん、営業として契約を結ぶことは大切なことではありますが、お客様と事業所のミスマッチが起きないようにすることが最も重要な仕事と捉えております。
チームで助け合うことも心掛けていることのひとつです。私は入社以来ずっと介護の現場で働いていましたので、営業に関する疑問は、私より経験の長い部下に聞きます。その一方で現場に関することは、私の経験を活かしてアドバイスをします。特に病気の方の対応や考えるべきポイントなどは、現場での経験が大いに役立っています。
日々、チーム内で頻繁にコミュニケーションを取り、困っていることがあれば一緒に考えています。営業は結果がはっきりと表れる仕事ゆえに、上手くいかなかった時も反省点を洗い出し、次に活かせるように話し合いをすることが大切だと思っています。
お客様、スタッフ、外部のパートナー、そしてご入居者から信頼を得られることが何よりも嬉しい
お仕事の中で嬉しかったエピソードを教えてください。
営業として嬉しいのは、やはり信頼していただけたと実感できた時です。 ご入居を迷われていたお客様から「石原さんに賭けてみようと思う」と仰っていただいたり、社外のパートナーの方から「石原さんに言えば何とかしてくれる」と言ってお仕事を繋いでいただいたり、とにかく信頼して任せていただけるということがとても嬉しいです。
現場で介護をしていて嬉しかったことは沢山あります。その中でも、ご逝去されたご入居者のご家族からお手紙をいただいたことは強く印象に残っています。「人生の最後に、この施設で、石原さんにお世話になることが出来て良かった」というお言葉をいただきました。そう思っていただける仕事ができたと感じた時、やっていて良かったと思います。
また、私は事業所の異動を何度も経験しておりますが、ご入居者はまるで孫が旅立つかのようにいつも送り出してくださいます。ご入居者からすると本当に最後の別れになってしまう可能性もありますから、全力で別れを惜しんでくださいます。ご入居者との関わりは事業所にいる間だけですが、人生の大事な時期に携わらせていただけるため、とても密接な関係を築くことができます。
現場での経験はすべての基礎であり、現在の仕事にも活きています
キャリアパスの幅広さについてどのように感じていますか。
選択肢が豊富にある会社です。色々な経験を積んで自分に合った場所や仕事が見つけられると思います。
私自身、介護を勉強して介護士として入社して長い間現場で働きましたが、現在は営業としてキャリアを積んでいます。
やることが大きく変わったらこれまでの経験が無駄になる、といったことは全くなく、現場での経験はすべての基礎となっており、現在の仕事に活きています。現場での経験のおかげで、営業をするときにご入居者の状況や事業所の雰囲気などのイメージを頭の中に浮かべながら話すことができます。営業としてのキャリアは昨年から始まったばかりですが、現場を知っているからこその説得力は持っていると思っています。
私は人のために何かをしたいという思いで働いています。部署や手段は変わったとしても結果的に同じ目的を果たしていると感じます。キャリアを変えるか、一つの仕事を極めるかは人それぞれですが、私の場合は営業に異動したことで、今まで持っていなかった視点や新しいスキルを得ることが出来ました。
学生の皆さんへメッセージをお願いします。
介護に限らず、色々な職種が経験できる会社です。やりたいことが絞れていなくても、働いてスキルを身に付けながら探すこともできます。
当社は人との繋がりを大切にしている人が多く、先輩や同期など、仲間が大勢いて楽しく働ける職場です。
介護業界では、結婚や出産を機に退職される方も多くいらっしゃいますが、当社は業界の中でも育休から戻ってくる方が多いと思います。
安心して長く勤務できる環境が整っておりますので、一緒に働ける日を楽しみにしています。