多彩なキャリアの仲間たち
清水 陽介
総務部システム課担当部長 兼 運営企画部未来の介護デザイン室
自分に何が向いているか、わからなくてもいい
介護の現場の効率化に留まらず、会社の仕組みにおいても改革は進んでいる
現在所属している部署とお仕事の紹介をお願いします。
システム課、そして運営企画部の未来の介護デザイン室を兼任しております。
システム課の主な仕事は、社内で使用されるPC、スマートフォン、タッチパッドなど電子機器の使用におけるサポートと改善です。各方面の部署から来る困りごとや提案に対して相談に乗りながらご要望に応え、より業務がスムーズになるように動いています。
電子機器活用のサポートという業務と関連して、現場のDX化を推進する未来の介護デザイン室を兼務しております。DX化による介護現場の効率化に留まらず、会社の仕組みそのものの改革が目標です。その中でシステム課の知見を活かし、システムの開発と保守の面から携わっています。
私個人の役割としては、システム課をリードしていくことです。未来の介護デザイン室においては、業務上システム課が関わることが多いため、部署間の橋渡しをすることで必要な役割を担っております。
これまでのキャリアについてお聞かせください。
- 1年目~ 新卒でケアスタッフとしてブランシエール緑橋に配属されました。一通りの業務を習得するために、とにかく介護に集中していた記憶があります。
- 2年目~ ブランシエール日暮里が開設され、オープニングスタッフとして異動しました。こちらでは認知症の方のフロアのサブリーダーを務めていました。
- 4年目~ ブランシエール港北に異動し、ケアリーダーを務めました。
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7年目~
ブランシエール所沢へ異動し、初めて自立型のリビングケアに配属となりました。
こちらではリビングケアのリーダーから副事業所長まで任せていただきました。
自立型の施設においても、介護の知識を活かすことを心掛け、最新の福祉機器のテストに関わったり様々な経験が出来ました。 - 11年目~ ブランシエール千種2で初めて事業所長を務めました。
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15年目~
グループ会社の長谷工アネシスへ出向し、ICT活用推進部に所属しました。
違う環境で挑戦したいと出向を志望し、希望を汲んでいただきました。こちらでは新しい視点でビジネスモデルを学ぶことが出来ました。国が関わるプロジェクトに参加し、福祉機器の有効性テストなどを経験しました。 - 23年目~ システム課と運営課の未来の介護デザイン室に配属となり、現在に至ります。
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- 新卒でブランシエール緑橋に配属
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- ブランシエール日暮里へ異動
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- ブランシエール港北に異動
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- ブランシエール所沢へ異動
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- ブランシエール千種2へ異動
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- 長谷工アネシスへ出向し、ICT活用推進部に所属
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- システム課と運営課の未来の介護デザイン室に配属
長谷工シニアウェルデザインに入社を決めたきっかけを教えてください。
福祉の学校に通っていたので、就職活動前から福祉に関係する企業での就職を志望していました。
その中で長谷工シニアウェルデザインを志望した理由は、当時の介護業界で、非常にユニークな活動をしており目立っていたからです。介護保険法が始まる前から有料老人ホームは存在はしていましたが、当時は今ほど認知されていませんでした。もし介護が必要になれば、行政に頼るというのが一般的な時代だったのです。
そのような時代に、当社は民間の立場からご高齢者が安心して暮らせる場所を作っていました。行政が関与しない要介護期になる以前のご高齢者にも寄り添い、これからの居場所作りを行っていたことが印象的でした。その独自の姿勢に共感し、入社を決めました。
スタッフが今以上に安心して長く働ける職場を作ることが最終的な目標
部下へのフォローで心掛けていることを教えてください。
もし部下が目の前の業務で手一杯になっていると気付いたら、俯瞰した視点へ切り替えるように誘導するように心掛けています。
長谷工グループ、当社、そして部署や各チームの状況と方針を把握した上で、大きな枠組みの中で自分が担っていることを意識してもらい、目の前の仕事を流れ作業のように扱わず、目的意識を持って仕事に臨んで欲しいと思っています。
業務の質を維持するために心掛けていることはありますか。
何を実現したいかを明らかにしてから、必要な工程を順序立てて確認することを意識しています。
以前コミュニケーションロボットが介護現場で役立つかどうかの実証プロジェクトに携わる機会がありました。ロボットは便利そうに思えますが、実際は転んだり、テザリングによるネットワーク接続が不安定で動作しなかったりと、ロボットに人間が振り回される本末転倒な結果となってしまいました。ただ便利そうというだけで導入しても、目的と確認をしっかり行わなければ成果に繋がらないということを体験しました。
この経験から、業務の質を高めると同時に質を維持するために目的の明確化と課題の洗い出しを意識しています。
そもそもやりたいことは何か、関係部署はどこで、どのような影響があるか、全社的視点で要件定義を行い、条件を満たすソリューションの選定や開発、想定通り動くかの検収と一つ一つクリアにして進めるようにしています。
キャリアプランについてお聞かせください。
これまでの経験を活かして、将来的には経営に携わることを目指しています。
スタッフが今以上に安心して長く働ける職場を作ることが最終的な目標です。そのためには、会社が事業面で安定しており、社員が働いていて将来を含めて安心できる環境が必要です。スタッフが長く元気に働ければ、ご入居者にも安心して暮らしていただくことができると思います。
直近の目標としては、新しいサービスを開発したいと考えています。成功させるには多くの壁があり、難しいことではありますが、叶えられるように今後も頑張りたいです。
おすすめのリフレッシュ方法を教えてください。
家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。
各々好きなことをしていても、同じ空間にいるというだけで幸福を感じます。
子供と妻と毎朝「今日も一緒に頑張ろうね」とハイタッチしていて、中学三年生になる息子もタッチに応えてくれます。
そのおかげで疲れが吹き飛んで、今日も頑張ろう!という気持ちになります。
異動することでそれまでの経験はゼロにならない。キャリアは積み上げていくもの
キャリアパスの幅広さについてどのように感じていますか。
様々なキャリアから得られる経験は必ずご自身の強い武器になると自身の経験からも言えます。異動を重ねて、それぞれの部署の立場や視点を自然に意識することが出来るようになりました。他に多くのキャリアを積んで良かったと思えるところは、困ったらあちこちに頼れる人が増えたことです。私はグループ会社の長谷工アネシスへ出向しておりましたが、今でもシステム関連で当時の同僚に意見を聞くことがあります。異動しても前の部署との繋がりは途切れません。
ご入居者へのサービスひとつにしても、多くの人や部署が関わっています。それを網羅的に見れるようになるスキルが身に着けば、様々な場面で役に立つと思います。キャリアは異動することでゼロにリセットはされず、むしろ積み上がっていくものです。
手を挙げれば機会を与えてくれる会社ですから、積極的に新しいことに挑戦してみて欲しいと思います。
学生の皆さんへメッセージをお願いします。
長谷工シニアウェルデザインは、普通の社会人人生だと味わえない様々な体験が出来て、学べる会社だと思います。
例えば介護ではお看取りなど、辛い経験もありますが、人と人のぬくもりを感じられます。他にもIT系の仕事、グループの大部分を占める建築や不動産に関する仕事など選択肢はたくさんあります。
自分に何が向いているか、学生の時点ではわからない方も多いと思いますが、当社には様々な職種があり、入社していただければ、新たな興味を働きながら見つけることができると思います。
日常では味わえないような体験が刺激を与えてくれる仕事です。
お会いできるのを楽しみにしています。