多彩なキャリアの仲間たち
浜薗 理恵
運営企画部 部長
目標達成の先にご入居者の生活がある事が、原動力になっている
最後まで自分らしい生活を続けるためのお手伝いがしたい
現在所属している部署とお仕事の紹介をお願いします。
運営企画部に所属しております。運営企画部は幅広い業務を担当する部署です。まず、それぞれの事業所が法律に則った運営が出来ているか、確認やサポートを行います。介護保険法は定期的に改正されるため、その都度社内ルールを運営企画部内で決めて発信しております。
ご入居者に潤いある生活を送っていただくために、新しいサービスを企画することも大きな役割のひとつです。事業所で行われるサービスを考え、現場への導入からスムーズな実施までのサポートも行っております。
全社を挙げた改革であるDX化の導入とサポートは、運営企画部で力を入れて取り組んでいる業務です。デジタルを活用し業務を効率化することで、空いた時間を有効的に使い、人にしか出来ないことに注力し、業務をスマートにする試みです。スタッフが楽しく負担が少なく働ける環境を作り、ご入居者にとっては心地いい空間を作ることを目指しています。
私個人の役割はマネジメント業務です。経営層が考えている会社の指針を嚙み砕いて部下に正しく伝え、業務を遂行してもらうための旗振り役だと考えています。
これまでのキャリアについてお聞かせください。
- 1年目~ 2006年に看護師として中途採用で入社し、ブランシエール川越南 七彩の街にて勤務しておりました。約10年間在籍し、最後の3年間は本社の運営企画部と兼務をしておりました。
- 11年目~ 運営企画部へ完全に移籍しました。看護業務、ケアマネ業務を中心に事業所のサポートの他、笑いヨガなどサービスの企画も行いました。心と身体を健康にする笑いヨガは、看護師としての経験が基になっています。
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- 中途採用で入社し、ブランシエール川越南 七彩の街にて勤務
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- 運営企画部へ完全移籍
長谷工シニアウェルデザインに入社を決めたきっかけを教えてください。
先述した通り、私は中途採用で入社しています。
それまでは看護師として病院に勤めておりました。基本的に病院は、治療方針に従い病気を治すことが最優先ですが、長く勤務する内に、私は最後まで自分らしい生活を続けるためのお手伝いがしたいと思うようになりました。
そこから、生活に根差したお仕事がしたいと考え、介護の道を目指すことになったのですが、当社へ入社した理由は、安心して働くことが出来ると思ったからです。長谷工グループに所属しているため、運営の基盤が堅固であり、業務に集中することができると思いました。他にも、法律やルールを良く把握した上で運営されていると感じたことも理由のひとつです。これは当たり前のことですが、ルールがしっかり周知されていなければ、現場のスタッフは働いていて不安になります。この当たり前ということに前職で不安を感じる経験があった為、安心できるということは入社を決める大きな理由になりました。
入社して良かったと思うポイントについてお聞かせください。
人との出会いです。
事業所で介護に真摯に取り組む先輩方に出会えた時、入社して良かったと感じました。「生活を支えるというのは、こういうことなのか!」と感動した覚えがあります。
他にも現在も一緒に働いている大成さんとの出会いは私の人生の中でも大きな意味を持ちます。
大成さんに出会って、「あなたにはこんな仕事が向いていると思う」と、本社での勤務を推薦いただき、運営企画部に配属となって、それから10年近くが経ちました。この出会いが無ければ今も看護業務をしていたと思いますし、自らサービス内容を企画し運営するということはなかったと思います。
人に恵まれていると言い切れることが入社して良かったことかもしれません。
業務の中で大変なこと、克服するために工夫していることを教えてください。
その時々で大変だと思うことはありますが、毎回チームで支え合って乗り越えているので、終わってみると苦労した記憶が残っていないことが多いです。
これは周りの方に恵まれているおかげだと心から思います。入社以来、1人で抱え込んで悩んだ経験はありません。常に相談してチームで動き、素早く解決できる環境で働けていると思います。
自分の企画が事業所に広く浸透し、取り組んでいる姿を見た時、何とも言えない感動が押し寄せた
最も嬉しかったエピソードを教えてください。
当社のサービスのひとつである、笑いヨガが誕生した時のことです。看護師として長年勤務していた経験を基に、健康でいるためには身体だけではなく、心の健康も重要であるということをテーマに据え、企画が誕生しました。
これを実現する為に、どのようなサービスが提供できるか調べていたところ、福島県立大学の大平先生が研究されている「笑い学」に辿り着きました。
そこから、大平先生にご協力いただき、本当に笑いが心の健康に良い影響があるか、事業所で調査を実施し、データを集めました。ご入居者にもお力添えをいただき、その結果、笑いがもたらす健康への効果を確認できたため、2022年から笑いヨガを導入しました。
エビデンスがあることで、ご入居者にも笑いが大事という考え方が思っていた以上に伝わり、事業所で浸透したことが本当に嬉しかったです。正直、ここまでの規模になるとは想像しておりませんでした。
ある時社内報に実際に事業所でご入居者が笑いヨガに取り組んでくださっている記事が載り、そのお姿を見た時にはなんとも言えない感動が押し寄せてきたことを覚えています。
仕事のモチベーションを維持する秘訣はありますか?
目標を立て、必ずやり遂げると宣言することです。一度宣言してしまえば、達成しなければならない状況に自分を置くことができますので、モチベーションを維持することになります。
もちろん、何でもやると宣言するわけではなく、様々な側面から検討した上で決めることですが、一度宣言したら絶対にやり切ります。
約束を守らなければという気持ちもありますが、目標の達成の先にご入居者の生活があるという点が、原動力になっているのだと思います。
自分にないアイデアをたくさん教えて欲しい
学生の皆さんへメッセージをお願いします。
皆さんには、突拍子もないことを言ってきて欲しいと思っています。
現在は介護に限らず労働人口が減っており、新しい働き方へ移行していく変革期を迎えています。
今まで思いつかなかったような新しい視点のアイデアを求めており、そのアイデアを形にすることが、良い世の中を作ることに繋がると考えています。
やりたいと言ったことに対して、周りがサポートする風土がある会社です。是非、一緒に考えて挑戦をしていきましょう。